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2020年03月05日12:49

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ベーメ・シェリング・ハイデッガー

薗田担著『無底と意志―形而上学 ヤーコブ・ベーメ研究』(創文社)第一論文「J・ベーメの生涯と事績」第七論文「ベーメとシェリング―神・自然・無底をめぐって―」を斜め読みする。

ヤーコブ・ベーメの名前は知っていたが、どのような障がいを送った人なのかということは知らなかった。ただ、わたしがヤーコブ・ベーメについて知っていたのは、16世紀のルネッサンス期のイタリア思想家であるということだけであった。そうして神智学という神秘主義的な説を唱えていたということだけであった。

そのヤーコブ・ベーメは、園田担氏によれば、幼い頃より身体が頑丈ではなく、親の計らいによって�犒た�人�瓩瞭擦鯤發泙気譴燭茲Δ澄�ただベーメは�犒た�人�瓩箸靴討眄�功した人で、それなりに経済的にも家庭的にも恵まれた人であった。

ただ、ベーメは幼い頃より�狄昔鉐鷂貝瓩△襪い廊狄脆訛慮貝瓩�ある人のようで、30代でそれらの�狄昔鉐鷂貝瓩△襪い廊狄脆訛慮貝瓩魍仆颪箸靴討泙箸瓩燭里�処女作である『アウローラ』である。『アウローラ』は書籍として出版されたのではなく、�狄脆訛慮鈎膣岫疇發能颪�写されたものであったが、いつしかキリスト教ルター派の牧師の知るところとなり、異端として非難され、以後出版物は刊行しないという約束を撮られたという。

しかしベーメ全集は第11巻もあり。その多くは死ぬ6年前に書かれたものであるという。そうしてベーメの生前唯一の刊行書である『キリストへの道』は短期に書かれた者であり、その集中力と精神力は驚異的なものがあったと書かれていた。

ベーメは、三位一体の神の根拠を「無底」と呼ぶ。それは、マイスター・エックハルトの「神性」の系統を引き継ぐものとして注目したい。その三位一体の神の根拠である「無底」は、シェリングの『人間的自由の本質』に於いては「神のなかの自然」と語られる。つまりシェリングはドイツ観念論の哲学者でありながら、ドイツ神秘主義の影響も強く受けていることは言うまでもなかろう。

わたしは、学生時代にシェリングの『人間的自由の本質』を読んだとき、「神のなかの自然」という�犲�然�瓩琉嫐�がよくわからなかった。しかしシェリングの「神のなかの自然」で言われる�犲�然�瓩箸廊猖楴銑瓩△襪い廊犧�拠�瓩箸い辰唇嫐�の言葉だったのかもしれない。もう一度、シェリングの「神のなかの自然」の定義を読み解かねばと思っている。

シェリングの『人間的自由の本質』で論じられる「無底」は、ハイデッガーでも大きな意味を持って論じられる。とくにハイデッガーの「有論」との関係においては重要となってくる。その意味から「無底」に注目すると、�爛戞璽瓠Ε轡Д螢鵐亜Ε魯ぅ妊奪�ー�瓩箸い�線が見えてくるように思われる。「無底」という概念からその線を辿ってみたいと考えている。
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