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2020年01月10日12:38

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半世紀前の自分と半世紀後の自分が同じ�爛Ε襯肇薀轡蝓璽梱瓩剖縮�を持って

 きのう訃報(ふほう)が届いたシナリオライターの上原正三(しょうぞう)さんは、特撮番組「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」などで多くの脚本を手がけた。なかでも「怪獣使いと少年」の回は、異色作として語り継がれている▼「あいつは宇宙人だ」とうわさされた少年が、壮絶ないじめにあう話である。まちの人たちから気味悪がられ、ついには暴徒と化した大人たちに襲われてしまう。少年をかばおうとする主人公にも、人びとの矛先が向かう▼およそヒーローものに似つかわしくない話の背後にあるのは、関東大震災での朝鮮人虐殺である。デマにあおられ、虐殺は起きた。「人のなかには、いつそういう風に変わるかわからない面がある」。そのことを物語にしたかったと上原さんは後に語っている(切通〈きりどおし〉理作著『怪獣使いと少年』)▼沖縄出身で「本土で異邦人として生きる」と決めた上原さんは、作品で差別と向き合っていたのだろう。ウルトラシリーズの脚本家には同じ沖縄出身の故・金城(きんじょう)哲夫さんもいて、蹂躙(じゅうりん)される故郷の姿がにじむ作品がある▼かつてかじりつくように見ていた身には、独特の「暗さ」が記憶として残っている。他の子ども向け番組とはどこか違う。いま思えばそれは、作り手たちが社会への憤りを投げ込んだがための「重さ」だったのかもしれない▼82歳で生涯を閉じた上原さんは、最後まで表現者であり続けた。晩年の小説『キジムナーkids』では、戦中戦後の沖縄が少年の目を通して描かれている。
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上記は、今朝の朝日新聞に掲載された、『天声人語』の「上原正三さんを悼む」の全文である。

かつて少年時代、わたしは夢中になって「ウルトラマン」「ウルトラセブン」を見ていた。あの頃は、ストーリーにそんな�犲匆饑��瓩�込められているとは気づくことがなかったが、�爛Ε襯肇薀轡蝓璽梱瓩砲蓮∋�として現代批判、文明批判、社会批判という意味合いが込められていたことを今となって知り得たのである。

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今は�爛Ε襯肇薀轡蝓璽梱瓩里茲Δ福�現代批判、文明批判、社会批判という意味合いを込められたアニメやドラマが少なくなっている。わたしが見る限り、テレビ朝日の刑事ドラマ『相棒』が時より、�犹�事ネタ�瓩鯣稟重�にストーリー化しているぐらいである。

�爛Ε襯肇薀轡蝓璽梱瓩砲浪�縄出身の脚本家が関わっていたと聞くが、彼らは戦後の米軍占領下の沖縄を生きた。米軍占領下の沖縄の人たちには�犢饑勠瓩�奪われていた。米軍占領下といえども、沖縄の人はアメリカの国籍は与えられなかった。と言って、日本国民でもなかった。いや、米軍占領下の沖縄の人には基本的人権さえ認められていない状況にあった。その状況は、日本植民地化の朝鮮半島の人たちとダブるところがあったのであろう。

一度、切通理作著『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち 金城哲夫・佐々木守・上原正三・市川森一 増補新装版』も読んでみたい気になった。わたしが�爛Ε襯肇薀轡蝓璽梱瓩鯡潅罎覆辰討澆討い燭里呂發θ樟さ�前の昔の話である。しかし半世紀後の還暦になった自分がまた興味を持つようになるとは思いもはなかった。
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