心豊かな楽しい老後に備えるべく、Jazz の AD とそれを楽しむ Audio の充実に励む日々が続く昨今なのだけれど、久しぶりに「うぉ〜っ!」な出来事があったので日記に記しておきたい。
現在も私が愛用中の AD Player は…
KENWOOD “KP-1100”(’85年製)
DENON “DP-900M�供鼻福�99年製)
…という、全く Character が異なる2種類である。
“KP-1100” はとにかく Straight で Dynamic で High Speed な音が魅力的。
TRIO(KENWOOD)が製造・販売した(事実上)最後の AD Player の上位機種とあって、B級な価格帯(当時 ¥99,800)であろうとも、日本の Audio の歴史に残る名機の1台である。
一方の “DP-900M�供� はとにかく「鈍臭い音」で、High Speed やキレっキレな音とは無縁。
なんだけれども、絶妙な包囲力で劣悪な録音盤であろうとも気持ち良く聴かせてくれる「豊かな音楽性」が魅力的。
“KP-1100” の…
良い録音盤は更に素晴らしく
悪い録音盤は徹底的にダメ出し
…という極端な性格とは真逆な存在の “DP-900M�供� という2種類で楽しんでいる私である。
ところで…?
そのどちらも更に私好みの音質へと Up Date を目論む日々なのだけれど、今回の試みの結果は凄かったぞ。
私の “KP-1100” は Main も Sub も中古品を購入したもの。
いずれの2台も、新品購入時からすると細かいところで欠品があった。
その欠品していた部品のひとつが、4つの足(Insulator)の下に敷く Rubber Sheet だ。
もちろん、これが無くても AD 再生を楽しめる。
ところが、我が教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)が仰るに…
この Rubber Sheet は効果的
本体重量を増やした効果を得られる
…なんだそうな!
その標準装備だった Rubber Sheet の厚みは 0.5mm とのこと。
これが欲しくて色々なお店へ足を運ぶも、何処も 1.0mm が最薄という品揃えで 0.5mm が手に入らない。
仕方がないので 1.0mm 厚みの Rubber Sheet で代用し、その効果に驚いたのは以前の日記に記したとおりである。
が、しかし…。
あの圧倒的な Speed 感をやや失ったと言うか、音像もやや Focus Error な感じが随所で感じるのである。
この1枚の Rubber Sheet だけで低音は驚きの伸びを得られたのに…。
ん〜。
やっぱり 0.5mm を試してみたい。
どうしても試してみたい!
そんな思いが数ヶ月も続いていたある日の事だった。
友人の「よっこん」さんから得た有力な情報に、私は慌てて近所の D.I.Y. なお店へ…。
そう!
何処のお店にも「無い!」と断言していたこの私だったのに、有ったのだよ、それが…。
それが、これっ!
Size は 0.5×100×1000mm という、これっ!
いやはや、まさか Roll 状態で売っていたとは全く気が付かなかったぞ、おいっ… !?
もう、友人の「よっこん」さんに感謝!
念願だった 0.5mm 厚の Rubber Sheet を遂に手に入れたぞ。
しかも絶妙なお手頃 Size なのも申し分ない。
イイね、イイねぇ〜。
入手したらば、早速に作業開始である。
“KP-1100” の足(Insulator)に合わせて丸く Cut する。
左が既存の 1.0mm 厚で、右が今回の 0.5mm 厚である。
その差はたったの 0.5mm だけれども、既存と比べたらば2倍の違い! …でもある。
0.5mm 厚の Rubber Sheet を “KP-1100” の足元へ…。
よしよし!
ついでに “DP-900M�供� のも用意する。
左が既存の 1.0mm 厚で、右が今回の 0.5mm 厚である。
“KP-1100” と同様に、”DP-900M�供� の足元にも 0.5mm 厚の Rubber Sheet を…。
では、試してみようぞ。
いつもの Audio Check には欠かせない、Al Vizzutti で ’81年の Album “Rainbow” から試聴を開始。
おぉ… !?
うぉ〜〜〜っ!
おい、おい、おいっ…?
その厚みの違いはたったの 0.5mm だぞ?
なのになんで、どうして…?
もう、ただただ驚いた。
低音域の Speed が全然違う。
Bass Drum が猛烈に Real で、これぞ正に生で聴く音。
Drums を叩いた事がある人間ならば誰でもわかる。
低域再生の限界域にまで伸び、量感も充分。
なのに「鈍臭さ」とは無縁で抜群のキレ味。
私が望む「High Speed な重低音」のそれ、そのもの!
音像も抜群!
中高域の音像も、前後左右が広大なのに鮮明な音像が目の前に現れる。
そして Cymbals の音には「はっ…?」とさせられた。
嫌味っぽい響きは除外され、正に生で聴く Cymbals の音なのだよ。
その Rubber Sheet の厚みの違いはたったの 0.5mm なのに…?
今、目の当たりにしている状況が信じられないくらいに衝撃的で、ただただ驚くばかり…。
ん〜。
ん〜〜〜。
だから Maker の KENWOOD さんは、この 0.5mm 厚の Rubber Sheet も添付させていたのか…。
これが有るのと無いのでは「比べる事の無意味さを教えてあげよう」なくらいの違いだぞ。
どうして我が教祖様が仰る事はこうも全てが正しいのだろうか…?
他界されても未だに私の教祖様であり、流石である。
それと同時に思ったのは、たかが Rubber Sheet の1枚だけで「こうも変わってしまうのか?」という驚愕の事実である。
Analog Audio …、恐るべし!
そしてこの “KP-1100” の素晴らしさを改めて再認識させられた私である。
“X” 字型の形状の Al 製 Die Casting Frame の四隅に四つ足。
その Frame に、Phono Motor と Torn Arm Base を固定してしまった Mechanical Short という超高硬性の設計思想。
しかも、本体の木製 Cabinet は Floating Mount で、Cabinet からの振動を Frame には伝えないという徹底的な防振設計。
よくぞ、こんなにも凄い構造の AD Player を創造してくれたものだ。
極めつけはこの “DS” Arm だよ。
普及価格帯で Knife Edge を採用したのは TRIO(KENWOOD)だけ!
高感度でキレっキレな音を拾ってくれる Knife Edge 方式は、Knife Edge が故に取り扱いと Maintenance が難しいのは最大の欠点だった。
そこで TRIO は「One Knife, Two Pivot」という革命的な構造を生み出したのだ。
Two Pivot 化によって Knife Edge が故のガタつきを解消し、Knife Edge ならではの繊細で High Speed な音を拾う事に成功させたこの “DS” Arm は本当に「革命的!」だと私は思う。
あぁ〜。
これで漸く “KP-1100” が秘めた本来の実力を発揮してくれた…?
少なからずも我が家においては “KP-1100” に 0.5mm 厚の Rubber Sheet は必須! …だったよ。
もう「簡単には手に入らないのかも」と諦めかけていたけれど…?
平ぺったい Sheet 形状ではなく、まさかの Roll 形状で売っていたとは…。
その存在を教えてくれた友人の「よっこん」さんに改めて感謝!
ありがとねン。
一方、”DP-900M�供� ではどうだろうか?
試してみよう。
おぉ〜!
なるほどねぇ〜。
傾向としては先程の “KP-1100” でのそれと類似なのだけれど、”KP-1100” ほどの激変とは行かなかった。
でも明らかに違うのは「音の立ち上がり」が向上して「音像」も明確化したので音楽性が更に豊かになってくれた。
この違いは大きい。
が、しかし…?
やっぱり本体重量がもっと欲しい。
それは “KP-1100” でも同じであって、やっぱり AD Player が「物理的に重い」ことは良いことなのだ。
“KP-1100” の足(Insulator)の裏面は Felt 処理されているから「滑り易い」ので、この薄い Rubber Sheet が滑り止めとなり、結果として「重量 Up」と同じ効果を得られる。
ならば、その滑り易い Felt を取っちゃえ〜! …をやらかすと、音が変わってしまうのである。
Maker の技術者が考えに考えた設計をいたずらに弄ると、その方向性すら見失ってしまう恐れもあるのだ。
なんだけれども…?
アホな私はアホな勢いもあって「やらなくてもイイ」ことをやり始めてしまい、ドツボにはまる…。
Idea としては「悪くはない」のだけれど、その素材選びや進め方には多々の問題があったのを反省している。
で、元旦からその修正作業に着手したのは前回の日記にも記したとおり。
やらかしちゃったそれは失敗に終わったけれど…?
そう!
失敗は成功の元! …なのである。
先ずは “KP-1100” の Up Date に専念し、温めていた Idea をぶち込んでみようと企むこの頃である。
ん〜。
次回こそ、もっとイイ感じになってくれるであろうと期待している。
これだから Audio 遊びは楽しいのだよ。
そう、そう!
これの復活も試みた。
我が教祖様が設計された Rear Speaker System の “AV-150R” だ。
Unit は Fostex 製で直径 14cm の Full Range “FE164” という防磁型のまんま…。
まだ TV 画面が CRT(ブラウン管とも言う)だった頃の設計が故に防磁型の “FE164” である。
安直だが、とりあえずはこのまんまで鳴らしてみようかなと…。
Rear の Level Controller の Box に、Rear Speaker の On/Off Switch も増設してみた。
これならば、Sofa に座ったまま On/Off と調整も出来ちゃう。
イイね、イイねぇ〜。
AV Room だった頃の名残? …な Rear Speaker System も遂に復活!
さて、どうなることやら…?
お正月なおつまみと Whisky も一緒に、では、遊んでみよう。
先ずは Helen ちゃんから…。
この日記をご覧の方で…
えっ…?
…と思われた貴殿は流石である。
そう!
これは Monoral 録音であり、我が教祖様が提唱されていた「左右の位相差成分を Rear で鳴らす」のは出来ない筈。
鳴らしたくても、Monoral 録音だから「鳴らない」のが正当な理屈だ。
CD ではそうであろう。
ところが、AD では「ややもすると…?」だったりする。
早速に試してみよう。
おっ… !?
おぉ〜!
こりゃ〜面白い。
Helen ちゃんが1歩、いや、2歩も3歩も前に出て来てくれたぞ。
Browny(Clifford Brown のこと)の Trumpet がこりゃまたイイ雰囲気に鳴るではないか。
音像はやや靄が掛かった感じ…?
でも、Monoral 録音でこの雰囲気は結構に面白いぞ!
イイね、イイねぇ〜。
Member の全てが Giants 。
言わずと知れた名盤の中の名盤!
さて、どうかな…?
ほほぉ〜。
これもこれで面白いね。
まるで Live 会場で Miles を聴いているかのようだよ。
Pure Audio からはちょいと路線が異なるところもあるけれど…?
遊びとしてはなかなか面白いぞ。
逆にだよ…?
探せば「Rear Speaker 有りの方がイイぞ!」な録音も必ず有る筈…。
それをだよ、ゆっくりと時間を掛けて探そうではないか。
ん〜。
これでまた変な楽しみがまたひとつ増えちゃった…?
あぁ〜。
この度も Analog Audio の面白さと恐ろしさの数々だったよ。
自分好みの Real で HiFi な音を求め、少しずつでも前進していく。
報われた努力は、素晴らしい音というご褒美になってくれる。
だから楽しい。
これだから Audio 遊びを止められないのだよ。
Jazz Giants たちの名演を、我が家で、自分好みの音で存分に楽しむ。
熱い Shower を頭から全身で浴びるかのように、大音量で Jazz を聴く。
これ、快感なり。
よしっ!
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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