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2019年12月23日12:13

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創文社の会社解散と学術書たち

人文関係の学術書を刊行していた出版社である創文社が来年の3月末をもって会社解散を行うらしい。

創文社は、1951年にわたしの恩師・原野栄二先生が編集長をしていた弘文堂が会社解散を行ったとき、哲学関係の版権をもとに設立された出版社である。

従って京都大学文学部哲学科出身の哲学者の学術書も多く刊行してきた。なかでも『西谷啓治著作集』『トマス・アクィナスの神学大全』『日本語版ハイデッガー全集』の版権が今後どこかの出版社に受け継がれていくのかということが気になる。

西谷啓治先生の、�爛縫劵螢坤爐鯆未靴討離縫劵螢坤爐猟狭遒鯡楮垢靴臣�作�瓩任△襦悒縫劵螢坤燹戮蓮■隠坑牽暁�に『西谷啓治著作集 第8巻』に入っており、できればそれも手に入りたいと思い、創文社のホームページで確認したところ、まだ在庫があるということなので、ジュンク堂書店大阪本店に取寄せを依頼したが、来年の3月末で会社解散を行えということもあって、刊行書の注文には�狒斡皚瓩�必要だといわれた。

わたしは、経済的にジュンク堂書店大阪本店には来年の2月頃でないといけないのだが、それでも間に合うか否かを問い合わせてもらっている。いや、それ以前に『西谷啓治著作集 第8巻 ニヒリズム』があるか否かの返答待ちである。

創文社が会社解散を行うことによって、西谷啓治先生の著作をはじめとして、武藤一雄、辻村公一、園田担、ドイツ神秘主義関連、そして日本語版ハイデッガー全集が読めなくなる。武藤一雄、辻村公一という日本を代表する世界的な哲学者の著作は幻の名著となってしまう。

一つの出版社が消えるということは、日本の文化、学術に大きな損失を与えることになる。今回の創文社の件で、わたしは否応なしにそのことを感じてしまうのである。
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