死者の眠りも妨げる…ウイグル人弾圧で墓地を破壊 中国
2019年11月27日 13:59
【11月27日 AFP】中国の少数民族ウイグル人の先祖らが眠る墓地が中国政府によって破壊されている。こうした行為について活動家らは、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で行われている、ウイグル人のアイデンティティーを根絶する試みの一環だとして批判を強めている。
同自治区では過去2年間で数多くの墓地が破壊されている。人工衛星画像の解析を行う非営利団体「アースライズ・アライアンス(Earthrise Alliance)」とAFPが共同で行った調査で今回、明らかになった。
シャヤール(Shayar)県では、3か所の墓地で人骨が露出しているのをAFP記者が確認している。同県ではこのほか、墓地が掘り起こされて更地となり、壊され、がれきの山と化した墓や聖廟(せいびょう)がそのまま放置されていたケースも複数見られた。
墓の取り壊しをめぐる当局の説明は、都市開発や古い墓の「標準化」などさまざまだ。だが、海外在住のウイグル人たちは、墓の取り壊しがウイグルでの生活の全てを管理しようと試みる中国の弾圧の一環だと訴えている。
曽祖父の墓を壊されたというサリヒ・フダヤル(Salih Hudayar)さんは、「こうした行為は、私たちが誰であるかを示す証しを消し去り、効率的に漢民族にさせようとする中国の取り組みだ」とAFPの取材に対して述べた。
新疆ウイグル自治区では、宗教的過激派および分離独立派との戦いという名目で、イスラム教徒であるウイグル人を中心に約100万人が拘束されていると考えられている。また、拘束されていないウイグル人も厳しい監視の対象となっており、当局職員が各家を訪問しているほか、ひげやベールを禁止するといった行動の制限も敷かれている。
しかし、ウイグル人への弾圧に対する批判は世界的に強まっている。事実、米国は10月、中国当局者らへの査証(ビザ)発給を制限すると発表し、人権侵害で中国企業28社をブラックリストに登録した。ただ、こうした各国の動きに中国は動じる様子を見せていない。
■著名人の墓廟も破壊の対象に
AFPとアースライズ・アライアンスが分析した人工衛星画像から、2014年以降に中国政府が掘り起こして破壊したウイグル人の墓地が少なくとも45か所に上っていることが判明した。このうち30か所は、過去2年間で破壊されたものだったとAFPが今年6月、明らかにしている。
画像の検証結果について新疆政府にコメントを求めたが、政府側から回答は得られなかった。
中国政府による墓の掘り起こしは、著名な人物が埋葬されている墓地でも例外なく行われている。アクス(Aksu)には、著名なウイグル人詩人の墓が置かれた大きな墓地があったが、中国政府はここを埋め立て、つくりもののパンダや子ども向けの乗り物、人工の池などがある「ハピネス・パーク(Happiness Park)」に造り替えた。米国在住のウイグル人は、この詩人の墓を「愛国的ウイグル人にとって現代の聖地」のようなものだったと説明している。
ハピネス・パークについての取材をアクス政府に依頼したが、これに応じてもらうことはできなかった。
■歴史の破壊
中国では都市化と経済発展により、無数の文化遺産や史跡が荒れ果てた状態になっている。そして、新疆ウイグル自治区での墓地に対する敬意を欠く行為をめぐっては中国政府への批判が高まりつつある。
活動家や学者らは、墓の撤去が同自治区で特に目立つと指摘しながら、こうした行為がウイグルの文化的、精神的な場所を抹殺しようとするものと等しいと主張している。
英ロンドン大学(University of London)東洋アフリカ研究学院(SOAS)の研究者レイチェル・ハリス(Rachel Harris)氏は、「墓地の破壊は現在進められている広範な政策の一部にすぎない」と説明する。
そして、「聖廟や聖人の墓、家族の墓の破壊はすべて、人々と歴史の関係を破壊し、人々と彼らが住んでいる土地の関係を破壊するものだ」と付け加えた。
墓地の破壊についての政府の説明は、理由がそれぞれ異なっている。区都ウルムチ(Urumqi)の国際空港近くで撤去された墓地については、都市再開発計画の一環だったとする地元政府の説明があった。他方で、もともとあった墓地の近くに新たに墓地をつくって墓を移動させたシャヤールの地元政府は、その行為が墓地の「標準化」を目的としたものだったとAFPの取材で話した。シャヤールでは、こうした墓地の移設が複数か所で行われていた。
■ウイグル文化への攻撃
ウイグルの墓地を徹底的に破壊する動きは今に始まったことではない。衛星画像の解析によって、こうした行為が10年以上前からあることが今回明らかになった。
ウイグル人らの少数民族に対しては、イスラム教の教えに反する火葬が強いられていないなど、一定の例外は認められている。ただ、中国政府はその態度を硬化させつつあると英ノッティンガム大学(University of Nottingham)のウイグルの歴史と文化の専門家、ライアン・サム(Rian Thum)氏は指摘する。
AFPの取材に応じたサム氏は、中国政府はこれまで「ウイグル文化に対し非対立的な姿勢を取っていたが、その姿勢は変化しており、ウイグル文化への攻撃は抑制されずに支援を受けるようにすらなっている」と説明している。(c)AFP/Eva Xiao and Pak Yiu / with Andrew Beatty in Sydney
https://www.afpbb.com/articles/-/3250689
チベット人が2千年前に建てた寺院も文化大革命時に破壊されました。
後にバレましたが、その時の北京政府は、四人組(毛沢東の側近)の責任と言い訳していました。
その前は、モンゴル人が満州語を北京語に変わるほど、文化破壊が徹底的に行われました。
新王朝が前王朝の墓を破壊するのは、支那の歴史です。
死者に鞭打つ、は支那の史実です^^;
米中対立のお陰で、世界中のマスゴミがようやく中共の「人権侵害」を記事にし始めました。
しかし、日本の人権保護団体は大人しいですねw
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