mixiユーザー(id:8426595)

2019年08月28日08:33

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うっ… !? やっちまったい…

我が家では古き良き JBL Sounds を聴かせてくれる、’85年製の JBL “L56” を更に「良い子」にする計画が着々と進行しているのは以前の日記にも記したとおりである。
 

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その改造計画に伴い、検体と化した右側の “L56” はこんな状態がしばらく続いてしまった。
 

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その 2way Network は想定外の複雑な回路構成だったのも判明し、Coil や Condenser も全ての値を把握済み。
なのでそろそろ現状復帰で “L56” を鳴らせたいと思い、その作業に着手した次第である。
 

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2way Network を Enclosure に戻す。
とりあえず、あの「宙ぶらりん」だった Coil は宙ぶらりんのまんまである。
 

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さぁ〜、後は Woofer と Tweeter を結線して取り付けるだけだ。
 

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良ぉ〜しっ! 
では念の為、音出し確認をしておこうなんだけれど…。
さて、何を聴こうか…? 
CD Rack な眺めていたらば久しぶりに enya(演歌ではない)を聴きたくなってきた。
そんな訳で、彼女の Debut 作である “Water Mark” で試聴を開始する。
ところが…。
 
あら…? 
あらららら…? 
何で Energy Balance が左寄りなんだ…? 
ん…? 
うわっ… !? 
右側の Tweeter が鳴ってねぇーじゃん! 
あちゃ〜。
やっちまったい…。
 

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実は、この “L56” の Tweeter を取り外そうとした時点で「嫌な予感」のようなものは有った…。
この “034” という型式の Tweeter への配線は、写真のとおりで Terminal へ Cable を差し込む格好のもの。
で、この Cable を引き抜くのが結構に大変で、固くてすんなりと引き抜けなかったのだ。
しかも、その Base は薄くてペラペラの樹脂製だったので、無理な力を加えなくとも、これが怖い程に撓ってしまう。
Terminal の部分が簡単に撓ってしまうってことは…? 
そこで「断線」に至る可能性を否定できない! …ということ。
外した Cable を(復旧)接続させる際も、固くてすんなりと差し込めなかった。
あぁ〜、凄ぉ〜く嫌な予感…。
で、この “034” という Tweeter の入力 Terminal 間に Tester を当ててみたらば…? 
その DCR(直流抵抗値)は無限大だったぞよ…。
あちゃ〜。
やっぱり「やっちまったい…」だったわさ。
この “034” という Tweeter の何処かで、Cable が断線しちゃっているのが判明! 
 

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一度は取り外し、それを元どおりに取り付けただけでゴミと化してしまった…? 
いやっ、まだゴミでは無い! 
自分で分解し、修復してみせる! 
…と息巻いたものの、この “034” という Tweeter の分解方法が解らん。
分解の最初である Bolt や Screw の類が何処にも見当たらないのだ。
PC で Web 徘徊するも、JBL “034” の分解方法に関する Site には全く Hit せず…。
ん〜〜〜。
困った…。
 

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ところが…? 
Web を徘徊し続けると、写真の Metal Mesh が無い “034” の写真もちらほら…。
その Metal Mesh は、細い Rubber 製(日本では何故かゴムという)の O-Ring で囲まれている。
むむむ…? 
その突破口はここか…? 
 

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思い切って、その O-Ring を取り除いてみた。
製造からおよそ35年も経過した、かつては O-Ring だったそれの劣化具合はこのとおり…。
 

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O-Ring を取り除くと Metal Mesh はいとも簡単に取り外され、この “034” を分解できる Bolt Top と漸くのご対面を果たす。
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
ただし、米国製なので当然の如くの Inch 規格の六角穴、それも 3/32 Inch という面倒臭い Size の工具が必要だったりする。
因みに、この “034” 本体を Enclosure に固定する Screw も同じく 3/32 Inch という六角穴であった。
 

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本体 Top を取り外すと、音を発する Diaphragm が現れた。
…と同時に「こんなにも簡単な構造だったのか…?」に驚かされた私である。
うわっ… !? 
安っぽい…? 
いや、安っぽい過ぎるんでねぇ〜の? 
でも…、だよ。
こいつが奏でる Cymbals の音に惚れ込んでしまった私なのである。
ん〜〜〜。
これだから Audio って〜のは不思議だ。
Be(Beryllium:ベリリウム)や Ti(Titan:チタン)といった、軽くて硬くて高級な金属ではない。
軽いけれども、安価で柔らかい Al(Aluminum:アルミニウム)製の Diaphragm なのは知っていたのだが…? 
いやはや、こうも簡単な構造だったとは恐れ入ったわさ。
 

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Diaphragm Assy. を取り除くと磁気回路である。
その中心には Diaphragm の内側に収まる吸音材の Sponge なんぞが…。
 

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吸音材を取り除くと、こんな感じに…。
写真の丸い溝の中に Diaphragm の Voice Coil が収まる格好だ。
 

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その Diaphragm Assy. の内側は、こんな感じ…。
外側(正面側)は Al という金属製の Hard Dome だったが、Hard Dome と言えど柔らかい金属の Al である。
で、その形状を維持させる為に繊維と樹脂による Composite な構造だった。
 

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Diaphragm の内側の筒状なそこには当然に Voice Coil が巻かれている。
その Voice Coil は「髪の毛よりも細い」という繊細な Cable だった。
Base の両端には、その Voice Coil へと続く Terminal が備わる。
ところが、その Base がもう「勘弁しちくりぃ〜」なくらいにペラペラだったのだ。
 

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では、その外側(正面側)を観察してみよう。
 

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ペラペラな Base の両端にある Terminal から、髪の毛よりも細い Cable が繋がっているのが判る。
だが、この Terminal の両端での DCR は無限大(つまりは断線している)だった。
Voice Coil そのものが断線とあらば諦めもつくのだが、怪しいのは「そこ」では無いと期待している、いや、確信している私であった。
そう、この「ペナペナ…」が故に、Terminal のところで断線しているのではないかと…? 
私の作業で無理な力が加わり、ここで断線に至ったのではないかと…? 
でも、見た目では断線しているように見えんのだが…? 
 

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見た目では断線しているように見えないのだが、どう考えても「ここだろ…?」という事で半田鏝を当ててみる。
銀入りの最高級な半田を使い、祈る思いで半田鏝を当ててみた。
ふぅ〜〜〜。
深呼吸してから、Terminal の両端に Tester を当ててみた。
すると…? 
 
おぉ !? 
おぉ〜〜〜! 
 
DCR はおよそ 5Ω を表示で導通(の復旧)を確認。
くぅ〜〜〜っ! 
やっぱりここだったのか! 
イイね、イイねぇ〜。
やっちまったい… だったけれど、治っちゃったよ。
ん〜〜〜。
やっぱり、何事も努力してみるもんだわさ! 
 

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早速に “034” を “L56” へ…。
 

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では、enya ちゃんでの試聴を再開。
 

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おぉ !? 
鳴ってる、鳴ってる! 
右側の Tweeter もちゃ〜んと鳴っているぞ。
 

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そして当然の如く、彼女の美しい Vocal は左右での中央にきちんと定位! 
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
元どおりに復旧してみせたぞ、おいっ! 
 

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今回の不具合が発覚の当初は、Diaphragm Assy. の交換も覚悟したもんだ。
写真は JBL “034” 向けで販売されている Repair Parts な Diaphragm Assy. のそれ…。
JBL “034” で検察するとわんさかで Hit する奴である。
だが、しかし…? 
形状こそ同じだけれど、Diaphragm も Base もその材質は全く異なるのが一目瞭然ではないか。
これじゃ〜、同じ音になる筈もあるまい…。
しかも日本での販売は無く、入手するには(危険な?)個人輸入という手段のみ。
苦労して国際貨物で取り寄せても、結局は「元の音と違うじゃん…」では話にならんぞよ。
 

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ん〜〜〜。
その Dome は Al 製という、Original な Diaphragm Assy. の補修品は無いのだろうか? 
更にねちねちと Web 検索してみると…? 
 

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おぉ !? 
これだよ、これっ…! 
ほほぉ〜。
その型式は “D8R034” という奴かぁ〜。
ん〜、覚えておこう。
 

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それにしても…? 
ど素人がこういう事をやらかすと「痛い目に遭うぜ!」の典型だったわさ…。
だから、良い子は真似しない! 
でもまぁ〜、努力の甲斐あって無事に復旧できたのだから Happy End としておこう。
 

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ん〜〜〜。
今回の不具合で、またもあれこれを学んでしまったよ。
そう! 
人間は死ぬまで勉強し、死ぬまで学び得られるもの…。
50歳を過ぎた今もなお、それを痛感させられた思いである。
新たな知識を得た時の喜びというのは、人間、いくつになっても嬉しいものだ。
死ぬまで学び続けるとともに、私は死ぬまで Jazz の AD を聴き続けるであろう。
やがて私好みに仕上げられた Vintage JBL の “L56” は、この私にとっての「生涯の友」になってくれるであろう。
あぁ〜。
そう思うと「改造後」の音が増々で楽しみになってきたぞ。
最大限に頭脳を使い、最小限の費用で “L56” を Version Up させるのだ。
だからまだまだ要検討事項なのは山積みの状態である。
だからもっともっと頑張りに頑張らねぇ〜と、なっ! 
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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