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2019年07月20日01:03

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何かがオカシイ

今からおよそ5年前ー

2014年9月のNHKスペシャル
「老人漂流社会”老後破産”の現実」
という番組が放送されました。

この番組の取材に応じた
田代孝さん(83歳・仮名)は、
「こんなはずじゃなかった」と語ります。


田代さんの収入は
月額10万円の厚生年金のみ。

家賃は6万円なので、
残り4万円で生活しなければなりません。

光熱費や保険料を支払うと、
手元に2万円しか残らないそう。

家賃が重くのしかかっているけれど、
余裕のない生活で貯金もできません。

仕方なく高い家賃を払いながら暮らしていて、
2ヶ月に1度の年金支給日の前になると、
いつも食べ物を買うお金もなくなるほど
厳しい生活を送っているようです。

NHKの取材に対し、
田代さんはこのように言いました。


* * * * * * * * * *

次の年金支給日は、あと数日後でしょ。
だから今は、ほとんどお金がなくなって、
買い置きしてあった冷麦を少しずつ
食べているんですよ。

* * * * * * * * * *


といって見せたのは、
2束100円ほどの冷麦でした。

そして、このように続けました…


* * * * * * * * * *

数ヶ月前かな...

電気代を払っていなかったら、
延滞で電気を止められたことがあるんです。

ちょうど生活費を節約したかったから、
それ以来、電気は通していないんですよ。

* * * * * * * * * *


あなたは、電気のない生活を想像できますか?

電気は、私たちの暮らしに
欠かせないものになっています。

しかし、田代さんは電気を一切使わず、
夜は暗闇の中、人知れずひっそりと
息を潜めた生活を送っています。


さらに、田代さんはこう続けます…


* * * * * * * * * *

私も真面目に働いてきたつもりなのに、
まさか自分がこんなことになるなんて
思いもしなかったですよ。

本心を言うとね、早く死にたいんですよ。

死んでしまえばお金の心配はしなくていいし、
今、こうやって生きているのも、誰のために
生きているのか、正直わからない…

* * * * * * * * * *

「こんなはずじゃなかった...」
「預金が尽きる前に、死んでしまいたい」

番組の中では、
老後破産に陥った人たちの
悲痛な叫びが紹介されていました。


あなたはこの話を聞いてどう思いましたか?

もしかしたら、
「一部の低所得者に限った話だろう?」
「自分や子ども、孫には関係のない話だ」
と思われたかもしれません。


しかし、そうとも限らないのです。
現役時代に「年収1000万円」あったとしても
ちょっとした不幸がきっかけで、
老後破産状態に陥ってしまう例があるからです…

年収1000万円以上というと、
トップ5%以内に入るような高所得者です。

にもかかわらず、老後破産を迎えるとは、
いったいどういうことでしょうか…?
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