2010年1月中旬、僕は異世界に転移した。
空を見上げると、青い空、白い雲、G型スペクトルの太陽が一つ。
僕が転移したのは、けっこう大きな都市の、中心地から外れた公園らしき場所で、時刻は、昼休みが終わって都市の住民が午後の仕事を始めた直後?と言うところか。
都市は古代ローマ風、道行く人々はホモサピエンス、かなり頻繁に、人や荷物を乗せた馬車が通る。
直径25mほどの円形の公園の中心あたりに突然現れて突っ立っている僕に気づいた者は、いないようだった。
道行く人々を良く見ると、十人中八人か九人は、街並みにマッチした古代ローマ風の服装の白人だが、チョンマゲを結い、腰に日本刀を差した侍が混じっている。
商店らしき建物の看板も、ほとんどはローマアルファベットで書かれているが、中に漢字、ひらがな、カタカナ、の看板も混じっている。
その中に、「飯屋メシヤ」と言う看板を見つけた僕は、その店へ入ってみることにした。
続く
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