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2019年05月08日23:48

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「神話の国」

平成が終り、令和の御代が始まりました。
5月1日、皇居正殿の「松の間」で、
「剣璽等承継の儀」が執り行われました。

「剣璽等承継の儀」とは、
第126代天皇に即位した今上陛下が、
皇位の証しである剣や曲玉、鏡という
「三種の神器」を受け継ぐ儀式になります。

三種の神器とは、
八咫鏡、八尺瓊勾玉、そして草薙剣ですが、
すらすらと言える日本人はどの程度の割合でしょうか。

特に「八尺瓊勾玉」に至っては、
正しく読める人が少数派のように思えます。
(やさかにのまがたま、です)

とはいえ、三種の神器は何と
「神話時代」から伝わる、
超絶的な時を経て守られてきた
天皇の証なのです。

古事記や日本書紀の時点で、
すでにその「いわれ」が解説されています。

日本の天地開闢は、
イザナギ、イザナミの二柱から
始まります。

天沼矛(アメノヌボコ)で
渾沌の海をかき回し、
二柱は島を作ります。

島で結ばれた二柱は、
日本列島を生み出すわけですが、
妻(イザナミ)に死なれ、
黄泉国の冒険を経たイザナギが、
穢れを払うべく、禊を行います。

左目を洗うとアマテラス、
右目を洗うとツクヨミ、
鼻を洗うとスサノオが生まれました。

いわゆる「三貴子」です。


スサノオは高天原で姉(アマテラス)の
水田の畔をぶち壊し、神殿で大便をし、
死んだ馬の生皮をはいで投げ込み、
織女を殺してしまうなど
乱暴狼藉を働き
(本当にそう書いてある)、
絶望したアマテラスは
天岩戸に閉じこもってしまいました。

元祖ヒキコモリでございますね。

そして、アマテラスを
岩戸から引きずり出すために作られ、
使われた小道具が八咫鏡、
八尺瓊勾玉なのでございます。

さて、当たり前ですが、
高天原を追放されたスサノオは
出雲の国でクシナダヒメと出会い、
姫を助けるためにヤマタノオロチを退治します。

スサノオは泥酔したヤマタノオロチを
十拳剣で切り殺し、尻尾の中から
天叢雲剣を見つけ、アマテラスに
献上しました。

後に「草薙剣」と呼ばれることになる剣です。

(なぜ、天叢雲剣が「草薙剣」になったのかは、
さすがにご存知ですよね)

後に、アマテラスの孫のニニギが
高千穂に降り下る際に(いわゆる天孫降臨)、
アマテラスは八咫鏡を渡し、
「自分自身(アマテラス)だと
思い祀るように」命じます。

というわけで、
天照大神を祀る伊勢神宮の
御神体は八咫鏡なのです。


八咫鏡、八尺瓊勾玉、そして草薙剣。

つまりは、現在の皇室に伝わる
三種の神器です。

神話時代から伝わる聖遺物(?)を
受け継ぐ国は、世界中を探しても
我が国だけです。


ちなみに、八咫鏡は伊勢神宮、
八尺瓊勾玉は皇居、そして
草薙剣は熱田神宮に現存しています。

「剣璽等承継の儀」で使用された
八咫鏡と草薙剣は「形代」です。

儀式でTVに箱が映った八咫鏡、
草薙剣、神性を依り憑かせた
依り代というわけでございますね。

我が国は「神話の国」です。
何しろ、神話の時代から
受け継ぐ物語、皇統、
そして神器がある国なのです。

当たり前ですが、こんな国は
世界に日本、ただ一国です。

神話の国「日本」は、
過去二千年以上もの期間、
先人たる「日本人」の努力で
受け継がれてきました。

ならば、我々も将来世代に
「神話の国」を受け渡す必要があります。

そのためにはまず、我々現代を
生きる日本国民が歴史を取り戻し、
「神話の国」について知識を
身に着ける必要があるのです。

子供たちに「三種の神器」について
楽しく語り聞かせることができる国、
それが本来のあるべき日本国であると信じます。
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