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2019年05月07日16:34

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いいニュース。チャンスは狭く、かつコストがそこそこかかるものがいいですよね。

 少子化を逆手に取って、向上心があり行動が伴う人だけを進学させる方向で状況を整えるのがいいですよね。進学だけが人生ではないので門は広くなくていい。コストが低いと「あわよくば」と学歴社会のひずみに便乗するような層が割り込んでくるのでほどほどにコストがかかるのがいい。高校無償化の時代に、年間50万円はそこそこの出費です。
 予備校で遊んでしまうのを避けるためにも、記事のような枠組みがしっかりした体制っていいですよね。

◆

■高校に予備校、浪人生は制服で勉強 授業料は年50万円
(朝日新聞デジタル - 05月06日 21:49)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5608585

 鳥取県立米子東高校(米子市勝田町)の敷地内に今春、県西部の浪人生らを受け入れる予備校「勝田ケ丘(かんだがおか)志学館」が開設された。同校の同窓会やPTAの役員らでつくるNPO法人が運営。地元に残って大学受験の再チャレンジを目指す浪人生を後押しする。

 志学館は4月3日に開校。選抜試験(定員50人)を経て、米子東高を中心に県中西部の高校を卒業した32人が1期生として入館した。授業料は年間50万円、入館料は3万円で、ほかに模試代や教材費として数万円程度がかかる。校舎は同校敷地内にある同窓会館を活用している。

 志学館の1日は午前8時に始まり、平日は午後7時、土日は午後6時まで授業や自習が続く。休みは年末年始とお盆休みのほかは月に1、2日程度だけ。国語、数学、英語、理科(理系のみ)は進学指導の実績のある元高校教師らが教壇に立ち、その他の教科は有名予備校の講義動画を活用している。

 米子東高を卒業した牛田穂乃香さん(18)は講師陣の評判を聞き、経済的な負担も考えて入館を決めた。「最初はスケジュールがきつかったが、いまは慣れてきた。自分の意志の弱さもあって浪人になったと思うので、どうしても勉強しなければならない環境があるのは私にとってはいい」。現役時代に受験した大学より難易度の高い国立大医学部を目指しているという。

 同じく米子東高出身で医学部志望の野津佑真さん(18)は「各教科ごとに適切な勉強方法から学べる。規則正しい生活習慣が自然に身につき、受験に向かって仲間と一緒に頑張れる一体感があるのもいい」と学習環境の良さを実感している。

◆

(超耳)

>国語、数学、英語、理科(理系のみ)は進学指導の実績のある元高校教師らが教壇に立ち、その他の教科は有名予備校の講義動画を活用している。

 現実的な妥協案だと思います。
 講義動画というものはあまり役に立たないものなんですけど、子ども本人の意志と行動によってプラスを大きくできるでしょう。

 教員の需要としても国数英理が優先される現状、わかります。
 センター試験で6割取れない層には、それらの教科を自力で伸長させるのが難しいことは明白です。理由はかんたんで、それらの子は参考書を自分で読むことが困難だと推定されるからです。もっと言えば模試を受けても合格判定がいい・悪いというデータしか受け取らない。低得点の原因を考えて対策することはおろか、模試の結果を反映させて学習スケジュールを変更するようなことさえ、おそらく不可能な層です。
 生身の人間が見れば「君は○ヶ月後にこういう限界にぶつかる。だから今は□を強化するべきだ」みたいなことがほんの数十秒でわかるんですけれど。当人はそりゃ一度目の人生ですから、なかなか見えない。見えるのはやはり「大学入試に要求されているほぼすべてが見通せる」ところまで力量を持つレベルの子らで。それ以外に要求するのは酷なんだと思います。
 指導者がいればいいっていうものでもなく、「△という教科は暗記だ」みたいな妄言を口にしてしまうようなポンコツもいますから、実績のある複数教員体制というのはいいですよね。(余談ですけど、前述のポンコツどもは、もしも入試に電子辞書やスマートフォンを持ち込む形式が一般化したら、どのように指導するんでしょうね。暗記はほぼすべて機械に任せていいという、「大学入学後」や「社会に出てから」の能力を問うタイプの入試に改善されたとき、少しも通用しない受験指導ですよね)

>選抜試験(定員50人)を経て、米子東高を中心に県中西部の高校を卒業した32人が1期生として入館した。

 鳥取県の中西部に高校卒業生がどれくらいいるのかわかりません。でもとりあえず広くない門であるように見えます。また選抜試験を実施していることもいいことだと思います。
 これからもどうか「ズルをしていい思いをしたい」などという人が寄り付かないような門の狭さ、言外に意志と行動とを問うような形式、どちらも維持してほしいなあと感じます。

 努力したくない人は、努力しない人生の道へ。
 そうではない人は、努力の質と量とを問われる人生の道へ。
 門は狭く、ただし、何通りもあるといいなと思います。
 生まれ持って不得意である分野で競わずに、生得的に長じている分野で競えるチャンスだけは、ふんだんにあるといいな。
 裏を返せば、偏差値40以下の人でも進学できる高校とか大学とかを維持するのにかかるコストはいらないんで、高校や大学以外で、希望を活かすべつの狭い門を用意するのがいいなと思っています。
 国数英のどれも得意じゃない人にも、べつの門があるといいんですよね。親御さんがなかなかそれを許さない傾向の強い21世紀初頭の社会ですけれど。早く次の時代になるといいな。

>規則正しい生活習慣が自然に身につき、受験に向かって仲間と一緒に頑張れる一体感があるのもいい

 きっちりとした指導者がいて、集団で学習することのメリットがそれですよね。
 この方は18歳なのに自らに必要なことがわかっていてすばらしいなあ。


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