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2019年03月12日04:32

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切り抜きの切り抜き8 過去の振り返り3(経済について2)

前回の続きです。

3 安売りは日本を滅ぼす
(抜粋)
「ディスカウント屋は無節操に安値で売るから価格体系もへったくれもあったもんじゃない」(秋葉原の電気街の店の嘆き)
秋葉原の電気街は安値で製品を仕入れるが、ディスカウント屋より高く売る。
なぜかというと店員にしっかりとした商品知識を身につけさせるために教育したり、商品を陳列したり、お客さんにアフターサービスをしたりするわけだ。
これには金がかかる。そのためには高く売らなければならないわけだ。
社員教育のために会場を借りたり店をきれいに見せるために定期的に改装したりする。
これがものすごい経済効果をもたらす。そのために出入りのガラス屋や壁紙屋だってけっこう儲かる。
ところが、ディスカウント屋はそんなものにほとんど金を使わない。店だって倉庫に毛が生えた程度のところが多い。だから安く売ることができる。
それに問屋を通さないところが多いから、世の中がディスカウント屋ばかりになったら問屋はばたばたと倒産する。そこから出る失業者は誰が救済するのか。
まだ問題はある。どこかの経済研究所が価格破壊は経済拡大効果をもたらすと発表したがとんでもない話だ。
安いものが大量に出回る。そこで確実に増えるゴミはどうなる。
価格破壊は歓迎すべきじゃない。この狭い国でみんなが仲良く暮らすには物価は国民生活にふさわしいレベルに落ち着くべきなのだ。

コメント
1994年は価格破壊という言葉をよく聞くようになった。
物が安くなるイコール失業者が増えると思うと素直にうれしいと思えなかった。
2001年から牛丼業界が安売り合戦をするようになったが、社員の給料が上がらないことにつながると思うとやはりうれしさ100%でなかった。
失業のもとであると思うと安売りも喜べない気がする。
牛丼の安売り競争について以下を参照して下さい。

https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/13761

4 恐慌と心構え
注)将来アメリカが巨額な財政赤字のため日本から物を買わなくなる。アメリカという市場を全く失うという前提で以下を読んで下さい。

現在の世界では1929年のような、ある日突然降って湧いたような恐慌は回避されるが、それより可能性が高いのが、いつ始まったのかいつ終わるのか果たして恐慌かどうかさえ分からない” 不可解な恐慌 ”になる。
その時、日本人はどの程度の生活を維持できるだろうか。
悪ければ1950年代後半、良くて1970年頃のレベルになる。
1950年代後半と言えば、クルマを持っている人はほとんどいなくて一家に1台の自転車が貴重な財産だった。
1970年代頃になると生活は向上し、家電製品で普及してないものはクーラーくらいだった。クルマも珍しいものではなくなった。
しかし、海外旅行する人はさすがに少なかった。
外食する機会もあまりなく、ステーキやメロンはブルジョアの食べ物だった。
おそらく日本は近い将来こうした生活に逆戻りするだろう。当然就職は厳しくなる。
だけど、こうした生活に悲観的になってはいかん。
貧乏は人を優しくする。みんなで助け合わなければ生きていけないからだ。
こうして現代の日本人に失われた他人に対する思いやりが復活するってもんだ。
そう考えると貧乏も悪くない。そう信じて来るべき大不況の時代をみんなで仲良くたくましく生きよう。

コメント
この記事が連載された1993年、1994年頃から、全く同意というか同じことを思っていました。1950年代後半(昭和30年代)に生活レベルが落ちても、昭和30年代のように人情味あふれる時代になれば良いと思っていた。
2019年3月に振り返ってみると、世の中全体は貧乏になっていないが、子供の貧困が問題になっているように徐々に貧乏化していることは感じている。
人情で言えば、他人に声をかけたりするのは親切なのか犯罪なのか分からないという不信社会になった気がする。
特に、子供に声をかけると不審者というようになった。
以下を参照して下さい。

https://matome.naver.jp/odai/2141381093632699101

振り込め詐欺など「人情を逆手にとった」犯罪、インターネットで人付き合いの幅が広がったが、それに伴うトラブルや犯罪も多発するという、人情が薄くなり息がつまる世の中になったと感じています。
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