気がつくと、男は見知らぬ街にいた。
どこなのか見当もつかないが、人通りが多いことからして大きな街だろう。
何をするべきなのかわからないが、人の流れにまかせて歩くことにした。
この街では様々なものをみることができた。
高級そうなレストラン。
おしゃれな雑貨屋。
キレイなイルミネーション。
銃を持った宇宙人。
「銃を持った宇宙人!?」
全身が銀色で目がやたらと大きくて、まさしく宇宙人。
しかも銃を携えているではないか。
宇宙人は通りを歩いていた女に銃を向けると、迷わず発射した。
ピキーーーーーーーーーーーーン
黄色い閃光が真っ直ぐ頭に突き刺さり、その直後、女の頭がドロドロと溶けだした。
頭の中身が、、、あふれ出る、、、
宇宙人は、その中から脳味噌を取り出すと、むしゃむしゃと食べ始めた。
、、、。
逃げなければ、、、俺も殺される!
しかし、恐怖で足が言うことをきかない。
わなわなと震えているうちに、脳みそを食べ終えた宇宙人に気付かれてしまった。
宇宙人の銃先が俺の頭に狙いをつける。
「や、やめろーーーーーーーーーーーー!!!」
ピキーーーーーーーーーーーーン
「ハァ、ハァ、、、ここは、、、俺の部屋!」
「あの宇宙人は!? 俺の頭は!?」
男は自分の頭を触り、確かめる。
そこには頭とは違う、ドロッとした感触があるのみだった。
「、、、!」
男は飛び起き、すぐさま鏡で自分の頭を確かめる。
「頭が、、、ある」
よかった、、、頭がある。
なんだ、気のせいか、、、。
それにしても、なんて悪い夢なんだ、、、。
不安の消えた男は安堵の表情でベッドに戻り、再び眠りについた。
気がつくと、さきほどの続きからだった。
宇宙人が銃を構え、俺の頭を狙っている。
しかし、俺はもう知っている。
ここは夢の中だと。
「俺の頭を溶かせられなくて残念だったな!」
すると、驚くことに宇宙人は言葉を返してきた。
「あぁ、一発目は防がれた」
「だが、その両腕ではもう防げまい」
男に頭を守るすべは残っていなかった。
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