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2019年02月14日19:24

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星野元豊著『真宗の哲学的理解』を見つける

昨日、「日本の古本屋」というサイトを通じて奈良県生駒市にある悠南書房という古本屋に、星野元豊著『真宗の哲学的理解』(法蔵館1972年2月刊行)という書籍が5000円で出ているのを見つけた。

わたしは、この星野元豊著『真宗の哲学的理解』という書籍をもうかれこれ20年近く探していたのだが、どこの古本屋でも定価が1万5千円以上していたので、少し手が出せずにいた。

星野元豊師(1909年1月22日-2001年5月24日)は、浄土真宗の教えを基礎とする宗教哲学者の一人で、龍谷大学文学部宗教科を卒業され、龍谷大学文学部哲学科の教授、龍谷大学の学長を務められた方である。

わたしが星野元豊師の名前を知ったのは、大谷大学短期大学部仏教科に入学してすぐのことで、何で読んだのかは今は定かではないが、西田幾多郎の哲学の影響を受けながら、独自の宗教哲学を構築していかれたと宗教哲学者の一人として名前が書かれていたのを見て関心を持った。

星野元豊師の代表作としては、『浄土 存在と意義』(法蔵館)、『浄土の哲学 続『浄土』』(法蔵館)、あるいは『講解教行信証』(全六巻補遺篇)(法蔵館)がある。その他としても、『宗教哲学』(法蔵館)、『宗教の本質 宗教学と宗教哲学の問題』(法蔵館)、『現代に立つ親鸞』(法蔵館)、『親鸞と浄土』(三一書房)、『教行信証』(法蔵館 法蔵選書)などがある。

わたしが星野元豊著『真宗の哲学的理解』が欲しいと思ったのは、「ブルトマンの「非神話化」について」「非神話化の根拠」「浄土とその解釈」「非神話化と浄土真宗」等の星野元豊師が浄土真宗の哲学的解釈として、ルドルフ・カール・ブルトマンの�猗鷽析嘆讐鮗甅瓩鮖�って親鸞の教学にアプローチしようと試みた論文が収められているからであった。ブルトマンの聖書に対する�猗鷽析嘆讐鮗甅瓩蓮⊃二造諒�教解釈に近いものだということは薄々知っていたが、その点を星野元豊師が『真宗の哲学的理解』のなかでどのように論じられているのかに関心を持っていたからである。

星野元豊師の出発点には、カール・バルトやブルトマンの�犂躓/棲忰瓩△襪い廊猜枉數‥�神学�瓩�あり、その影響は晩年の大作である『講解教行信証』というタイトルからも見て取れるように思われる。恩師・原野栄二先生の若い時期、京都帝国大学文学部哲学科哲学史の講師であった三井浩先生のギリシア語を習われた仲間の一人だという話があり、昭和のはじめ、猫も杓子も�爛丱襯織螢▲鵝淵�ール・バルトの熱狂的な信者)�瓩砲覆辰討い燭箸いο辰鯤垢い燭海箸�ある。今はもうカール・バルトやブルトマンという名前は半額の世界でも古典となってしまったようであるが、星野元豊師は生涯�爛丱襯織螢▲鶚瓩世辰燭茲Δ忙廚錣譴襪里任△襦�

また星野元豊師は、龍谷大学文学部宗教科の学生であった時、久松真一師の教え子で会って、法蔵選書の一冊として久松真一著『無神論』が刊行されたときにはその解説書いておられる。また『親鸞と浄土』(三一書房)においては、その久松真一師の浄土真宗批判に真っ正面から反論を書かれていて、わたしが知る限りでは久松真一師の浄土真宗批判に対して反論をされているのは、神学者の滝沢克己師と浄土真宗からは星野元豊師一人だけのように思われる。

わたしは、急いで悠南書房に電話をかけてネットで注文をして一体いつまでに入金すればいいのか、できれば27日頃まで取っておいてもらえないかと相談したところ、快く快諾してくれた。長年の思いがまた一つ適うように重れるのである。
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