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2018年12月05日17:09

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不幸なのか…? 幸せなのか…? その2

前回の続き。
 
教祖様(Audio 評論家の故・長岡鉄男氏)が設計し、この私が自作した Speaker System “AV-90” の Unit を Fostex 製の “FX120” に変更したのを切っ掛けに始まった、我が家での「泥沼」な作業の数々…。
良かれと思って進めていたらば…? 
Spike Insulator による「3点支持」は、その脆弱な「耐震性」が大問題になった。
このままだと、震度 “3” 程度の地震でも我が家の AV Room はめちゃめちゃな壊滅状態になっちまうぞ !? 
 

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そこで、世間では Taboo の中の Taboo な手法に手を出す運びとなった。
 

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先ずは “AV-90” から試してみる。
Taboo も Taboo の「4点支持」である。
そもそも何故に「4点支持」が Taboo 視されているのか…? 
その理由は単純で…
 3点支持ならばガタつきは発生しない
 4点支持だと正確無比な高さ調整は不可能なので必ずガタつきが発生する 
…ということ。
ん〜、私もそう思う。
だがしかし、安全性を犠牲にしてまでという「3点支持」には手放しで喜べないのだよ。
そんな不安を抱えたままで音楽を楽しめる神経の持ち主ではないのだよ、この私は…。
 

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で、この「4点支持」を徹底的に追い込んだ。
私の感性と指先の「Finger Torque Wrench」をも駆使して、μm の精度で高さ調整を繰り返す日々が続いた。
世間では Taboo も Taboo なものに手を出す Taboo な男とは、この私のこと…? 
猛烈に Severe な調整作業の日々だったのだが、遂に、出た! 
出たよ、出たよ、出ちゃいましたよ、完全均衡の4点支持がっ! 
で、その音はいかに…? 
もう、抜群の音像定位。
やや荒れ気味だった中高域が、もう驚きの美しさに大変身。
鋭いキレ感と High Speed なのに、どこまでも Low End が伸びる素晴らしい低域。
間違いなく「3点支持」よりイイのだよ。
ん〜、素晴らしい! 
Taboo な程に努力した結果が遂に実っちゃったわさ。
 

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“L56” も Taboo な世界に連れ込む。
 

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これも猛烈に Severe な調整作業の日々だったけれど、勢いづいたアホの暴走は誰にも止められないのだよ。
弄っては試聴を繰り返す。
そして…? 
人間の指の感覚とは不思議なもので、こんな作業を繰り返していると「指先の猛烈に微小な感覚」で「はいっ、ここまで!」という Torque Limiter を覚えてしまうにまで至ったのだ。
Taboo に鍛えてしまった私の指先「Finger Torque Wrench」はもう、凄いぞよ…? 
 

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Stand 側の重りは3ヶに増やし、このような構成が最良の結果を得るに至った。
そう、重りの置き方だけでも驚く程に音は変わってしまうのだ。
 

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一方、”L56” の頭に重りを3ヶは「やり過ぎ」だったことも判明し、写真のように1ヶを「ど真ん中に!」が最良の結果を得るに至った。
 

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ついでに Rack の Spike も再調整するに至ったのは言うまでも無い。
Rack は6本足だから、その調整作業そのものが Taboo だったりする…? 
2台の AD Player の水平も完璧を維持しつつ、6本の Spike へ均等に力が加わる調整作業はもう「やり甲斐があり過ぎ」だったけれど、その努力は素晴らしい音というご褒美となって私を喜ばせてくれるのだよ。
 
そんなこんなで “AV-90” の音は…? 
本当にこれが直径 12cm の Full Range 一発だけからの音なのか…? 
自作した本人が猛烈に驚きの鳴りっぷりである。
とにかく全域に渡り適度な High Speed で、地を這うような超低域も High Speed なんだから凄い。
Jazz での Contrabass が響かせる超低域も、余計な「ブ〜ン」が付き纏うこと無く「そのまんま」な High Speed ぶりは爽快も爽快! 
抜群の躍動感、適度な艶、そしてくっきり鮮明な音像の数々…。
Drums Set の音なんぁざ〜、Real も Real で凄いのなんの! 
これぞ HiFi 、高忠実度再生の音である。
流石に直径 12cm の Full Range とあって、“L56” と比べてしまうと低域のやや量感不足は仕方ないところ。
けれども、聴感では “L56” よりも Low End が伸びている。
あの超低域の「空気感」もが High Speed でじゃんじゃんなのだから、いやはや、もう自画自賛である。
 
一方の “L56” は…? 
これがもう “AV-90” とは「真逆」な世界で楽しませてくれる。
あのとおりの 2way 構成が故に、High Speed とは無縁の「おおらか」でどっしりと「腰が座った」かのような雄大さで包み込む鳴りっぷりは、良くも悪くも「’80年代の JBL の音」という懐かしさ…。
出過ぎでブーミーだった低域は驚く程に改善され、中高域とも綺麗に繋がってくれたからひと安心。
聴感での Range は狭い。
低域も高域も、ある周波数からは「すとんっ!」と切り落とされたかのように聴こえる。
でも、私が好む Genre の音楽を楽しむんだったらば、これで充分。
Range は狭いけれど音は「濃い〜〜っ!」のだよ、この JBL の “L56” は! 
Real で HiFi な “AV-90” と比べると、こりゃまた良くも悪くも「Audio 的な音」なんだから面白い。
そう! 
今からおよそ40年も前の(少年だった)私が「こ…、これが欲しい〜!」と憧れてしまった、あの当時の JBL の音が遂に我が家へやって来たのだ。
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
加えて、Cymbals の音の素晴らしさには「うっとり…」させられてしまうのだよ。
 
そもそも、写真のそれは「以前と真逆」の Layout なのである。
当初は写真の壁側を背面に聴いていたのだ。
それが、今回は写真の壁側が正面という 180° Turn を敢行したのである。
AV Room で始まったこの部屋だったけれど、その V(Visual)は撤去されて A(Audio)のみと化した。
AD Player は2台体制に伴い、Rack から何もかも全面的に見直したくなっての全面的な Reset をしてしまったのである。
それは私の感性が故の「不幸」の始まりだった…? 
けれども、努力の甲斐あって今は漸くに「幸せ」を迎えつつある。
まだまだ「やるべきこと」に加え「やりたいこと」も山積状態…。
それをもがき苦しみながらも喜びに変えていくアホなお楽しみが、もう永遠に続くのであろう、きっと…。
更には…? 
全く性格(音色)が異なる2台の AD Player に、間逆な Character の Speaker System 2組とをどう組み合わせて楽しんじゃう…? 
AD の音を拾う Pick Up Cartridge もあれこれと変えちゃって…? 
組み合わせを変えて楽しめちゃう選択肢は、もう無限大の可能性を秘めている…? 
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
 
私の System は写真のとおりで、身分相応な価格帯のものである。
凄く欲しいけれど、身分不相応な高級品はひとつも無い。
けれども、有るものを創意工夫で駆使して「己の理想」な音を追求する。
これも庶民な Audio の楽しみ方のひとつなのではないか !? 
私はそう思う。
 
ところで…? 
その「実際」と言うか「現実」はどうなんだろうか? 
凄く気になる。
気になるとあらば、これは是非とも計測してみたい。
そこで2台の iPhone の出番である。
 

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嬉しいよねぇ〜。
今はこういうアプリが無料で使えちゃうんだぜ !? 
これ、物理的な「装置」で揃えたらば「ん十万円」もするんだよ? 
いやはや、イイ時代になったもんだ。
 

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で、片方の iPhone は Noise Generator として使い、もう片方の iPhone で Speaker からの音を測定するのだよ。
 

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勿論、Amp. に送り出すのは Pink Noise である。
 

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Amp. の AUX 入力に iPhone の Analog Audio Out を繋げてやれば、Pink Noise を Speaker で再生出来ちゃうのだから便利なもんだ。
 

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iPhone 6S Plus の場合、Analog Audio Out にはふたつの方法がある。
ひとつはこのように Stereo Mini Jack から取り出す方法。
 

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そしてもうひとつが、これっ! 
iOS 10 以上であれば、Lightning からの Digital Out を D/A 変換してくれる白くて小さな Cable を経由しての Analog Audio Out という方法。
前者と両方で比較計測をしてみたのだが、驚いた。
その結果が異なったのだよ。
結論から言うと、後者のこれの方が Analog Audio Out の f 特(周波数特性)が Flat に近かったのだ。
前者の iPhone から直接の Analog Audio Out は、これと比べると最低域も最高域も Level がやや落ちる傾向にある。
だから、当然に(Pink Noise でも)音は異なる。
どちらの音が良い悪いはどうでもイイ。
肝心なのは、こういう計測で使うのだから f 特は Flat であること。
なので、日記に掲載する結果は後者の Lightning 経由のみとする。
 

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測定場所は「いつもの Listening Position のみ」である。
我が家で「軸上 1m 特性」なんぞを計測しても意味が無いのだよ。
で、先ずは「無音」状態での結果が、これっ! 
屋外からの微小な騒音や定在波の存在が、このような結果に現れた格好だ。
 

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では、”AV-90” の結果から…。
もうどうよ、これ…? 
直径はたったの 12cm という Full Range が一発だけなのに、これだぜっ !? 
Maker 製の Speaker System だったらば、この f 特は「30Hz 〜 20kHz」と表記されるであろうよ。
実質、低域は 40Hz まで Flat という、12cm の Full Range ではもう「有り得ない」くらいの伸びが凄い。
そうそう! 
JBL で例えるとあらば、その昔の “4343” の f 特に肉薄している! …と言っても過言ではあるまい。
低域用 Woofer の直径は 38cm もある、4way 構成の大型な Professional Studio Monitor がその “4343” なのだが、それに 12cm 径の Full Range が一発だけの “AV-90” が肉薄している… !? 
しかも、”4343” の頓珍漢な音とは大違いの Real で HiFi な音を楽しませてくれるのだよ、私の ”AV-90” は! 
“L56” と比べると「低域の量感」がやや不足気味に感じたのも「ん〜、なるほどねぇ〜」な結果だった。
50, 63, 80Hz の辺りがちょいと低いのが、聴感でのそれと合致した格好だ。
そのちょいと Level が低い 63Hz 前後と同じ Level で 32Hz(正確には 31.5Hz)も再生している。
“L56” と比べて「Low End が伸びている」ように聴こえたのも納得である。
百聞は一見に如かず! …とは言うが、正に一目瞭然の結果を知ることが出来た次第だ。
 

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別のアプリで “AV-90” を計測した結果が、これっ! 
このアプリでは Peak 値が横線で繋がるので都合が良い。
やはり Wide で Flat な f 特で素晴らしい。
40Hz は第2 Duct の、100Hz は第1 Duct の共振で盛り上がっているのが判る。
直径はたったの 12cm という Full Range が一発だけなのに…。
ん〜。
改めて、自画自賛! 
 

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一方、”L56” の結果は「まさか」の「まさか」だった。
どうしちゃったん…? 
凄ぉ〜いじゃないのよ、これっ !? 
この f 特を見ただけならば、もう「完璧です!」と言ってしまいたいくらいに凄いぞ。
しかも「不思議ちゃん」の数々である。
“AV-90” と比べ、低域の量感が豊かに聴こえるのは「ん〜、納得!」なのだけれども…? 
Low End は “AV-90” の方が伸びている、は間違いで “L56” の方がよっぽど Powerful に伸びている結果ではないか。
私の聴感と測定結果とで大きなズレが生じた原因は何なのか? 
部屋の音響特性も要因のひとつであろうけれど、一番の要因は低域の Speed の違いにあると私は思うのである。
“AV-90” は Low End に至っても High Speed だ。
それは前述のとおり。
Jazz での Contrabass が響かせる超低域も、余計な「ブ〜ン」が付き纏うこと無く「そのまんま」な High Speed ぶりは爽快も爽快! …だった。
ところが “L56” の超低域は、その余計な「ブ〜ン」が付き纏う。
この余計な「ブ〜ン」がちょいと高い周波数の低音に聴こえてしまったのかも…? 
だから尚更に「量感は豊かだけれど超低域への伸びはちょいと…」という聴感に至ったと推測する次第である。
High End も同じ。
聴感ではもっと一気に落ち込んでいるように感じたのだが、実際には “AV-90” と同等、いや、”AV-90” より落ち込みが少ない結果だった。
おそらくは 12.5kHz と 16kHz の盛り上がりがそのように感じさせたと推測する。
“AV-90” は 10kHz の辺りから緩やかに下降しているが、”L56” はそれと真逆である。
ん〜。
なるほどねぇ〜。
 

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別のアプリで “L56” を計測した結果が、これっ! 
まるで JBL の大きな Professional Studio Monitor のようではないか…? 
それも「最高級」Model での、それ…? 
“L56” って、こんなに凄い Speaker System だったの !? 
当初は “L56” 向けの Super Woofer という構想もあったけれど、むしろ Super Woofer を追加したいのは “AV-90” の方だった !? 
ん〜。
そうか、そうか、そうだったのか! 
既に頭の中は切り替わり、“AV-90” 向けの Super Woofer を近々に自作する方向で検討を進めている。
それも High Speed な超低域を品良くズバドドドーンの Super Woofer をね…。
よぉ〜しっ! 
面白くなって来たぞ、おいっ! 
 
ん〜。
感性というは不思議なものだ。
でも、己の感性にはこれからも素直に接したい私なのである。
だから、自分の感性で喜べることに全力を尽す。
もがき苦しみつつも、それを遊び楽しむのである。
そう、それも永遠に…? 
一生、私はこの Audio 弄りで苦しみ、嘆き、歓喜するを繰り返すであろうよ、きっと…。
アホだよね〜。
でも、アホな毎日は楽しいぞ!(…ってホントか?)
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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