『このノートに名前を書かれた人間は死ぬ』
僕がこのノートを拾ったのは小学校の帰り道だった。
疑問に思ったが、僕は一人の名前を書いた。
クラスのいじめっ子だ。あいつなら死んでもかまわない。
翌日、学校の先生からクラスに報告があった。
あいつが死んだと。
これは、本物のデスノートだ。
僕は、僕の正義を執行するため、死に値する人物の名前を書いて、次々と殺していった。
これで住みよい世の中になるはずだ。
50年後
世界で少子高齢化が問題となっていた。
国は消費税の200%増税を決定し、定年退職の年齢を100歳とすることが義務付けられた。
これにより、街では職にあぶれた多くの若者が行き場を失っていった。
齢60歳の私もそんな“若者”の一人だ。
『このノートに名前を書かれた人間は死ぬ』
『このノートに名前を書かれていない人間は死なない』
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