目暮「い、今なんと言ったのだね?」
灰原「私が犯人だって言ったのよ。さぁ、逮捕しなさい」
ここにいるすべての人物が驚いた。
だが、自分が犯人でないと知っているコナンは冷静だった。
動揺している皆を後目に、コナンは毛利の後ろに隠れ、そして腕時計型麻酔銃で、、、
プスッ
毛利「うぁ、っっっつ」
ガクン
毛利(コナン)「警部どの。彼女の言うとおり、犯人は灰原さんです」
目暮「なんだって!?先ほど君はコナンくんが犯人だと言ったではないか」
毛利「真犯人のトリックに乗っかってみただけですよ。はっはっは」
光彦「ちょっと待ってください!」
ここで灰原犯人説に、光彦が異を唱えた。
光彦「元太くんの死亡推定時刻は、12時から13時の間だって言いましたよね。だったら灰原さんは犯人じゃありません。その時間は僕とずっと一緒にデートしていましたから」
毛利「一緒にデートか。光彦くん、すまないが、アリバイは何の意味もなさないのだよ」
目暮「どういうことかね?毛利くん!」
毛利「この事件は初めからおかしかったのです」
「なぜ、元太くんは床に拘束されていたのか」
「縄で縛りあげるなら、す巻きにするか、両手足を縛ればいいのに」
「警部どの。元太くんの足を見てください」
目暮「元太くんの足?」
「こ、これは!元太くんの足に凍傷ができている。一体なぜ?」
毛利「ドライアイスですよ」
「あの大きな刃物は、ドライアイスで元太くんの真上に固定されていた」
「ドライアイスが小さくなったときに、刃物が落下する仕掛けだったのです」
「今日、元太くんは半ズボンだ。落ちて残ったドライアイスが足と長時間触れてしまったのでしょう」
「ドライアイスの大きさを変えれば殺害時刻はいくらでも操作できる。アリバイに意味がないといったのはこのためです」
目暮「な、なるほど!」
毛利「話を続けます」
「事件の前、まず最初に灰原さんは博士の家から、腕時計型麻酔銃と、蝶ネクタイ型変声機を盗みました」
「そして今日、麻酔銃で元太くんを眠らせて床に拘束した後、刃物の落下装置を作りました」
「その後、目を覚ました元太くんに自分の姿を見せたのです」
「コナンに変装した姿をね!」
「彼女は以前、コナンに変装し蘭を騙したことがあります。変声機もあるし、元太くんを騙すくらい簡単だったでしょう」
「その姿を見た元太くんは、コナンが犯人だと思い、ダイイングメッセージに『コナン』と残したです」
「右手の拘束は解けたんじゃない。メッセージを書かせるためにわざと拘束しなかったのです」
「その後、彼女はコナンを麻酔銃で眠らせた。アリバイを無くし、犯人に仕立て上げるためにね」
「これが事件の全容です」
光彦「そ、そんな。僕の灰原さんが犯人だなんて」
灰原「光彦くん。ごめんね。今日誘ったのは私のアリバイを証言してもらうためだったの」
「あと、あなたに興味ないわ。私、実はレズビアンで歩美ちゃんが好きなの」
全員「な、なんだってー!」
灰原「歩美ちゃんにちょっかいを出してる、元太とコナンに罰を与えたかったのよ」
「それなのに、歩美ちゃんまで逮捕されることになるなんて思わなかったわ」
「歩美ちゃんを犯罪者にはできない。だから私は犯行を認めたの」
目暮「灰原さんを連れていけ」
部下「ハイッ!」
こうして事件は幕を閉じた。
まさか灰原がレズビアンだったとは。
今回も悲しい事件だった。
おわり。
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