昨日の夕方、母から電話をもらう。
実は、日曜日の夜、わたしは母の携帯に電話をかけたが、母は出なかった。
母はもう退院して、自宅に帰っているのに、その連絡がないと思って、
たまらずに母の携帯に電話をかけたのだが、母は電話に出なかった。
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と思って、下の妹の携帯に電話をした。
一度、入院中の母に携帯をかけて、夜中の12時頃に母から携帯に電話がかかってきたことがあったのだ。そのときはわたしは母が入院しているとは知らずに、携帯に電話をかけたのだ。もしまた夜中に携帯をかけてきて、また転倒したということになれば目も当てられない。そう思って下の妹に電話をかけた。
「お母さんによる、電話をするのはやめてね」
と、下の妹はきつく何度も繰り返した。
「お母さんは、記憶力がかなり落ちていて、夜クスリを飲んだのに、またクスリを飲もうとするの。お兄ちゃんが知っているお母さんじゃあ、もうないの。」
と、妹そう話してくれた。
「お母さんは夜中に何度も起きるので、今わたしが添い寝をしているの。そんな状態なの」
母と別れて独り暮らしを始めて、1年9ヶ月、その間に母は急激に老いていったのかもしれない。わたしと会うときは、依然と何ら変わられない母の姿を見せているが、それは�爐錣燭靴料阿世鵜瓩如△修Δ任覆い箸�は、母はかなり老いているのかもしれない。
昨日の夕方、母から携帯に電話があったときも、しばらく間にあり、周囲にいる甥っ子、姪っ子の声が聞こえた。そして下の妹の、
「これで通じるわ」
と、まるで携帯電話の使い方さえ、知らないような対応が聞こえてきた。そして、
「元気でいるから。昨日もお父さんとディーサービスに行ってきたの。ディーサービスって、そんなに悪いところではなかったわ」
と、嬉しそうに母は話すが、その母の声に初めて�猩靴き瓩魎兇玄茲譴拭�
母はもうわたしの知っている母ではないと、その�猩靴い伸疂譴寮爾鯤垢�ながら、そう思えた。なんだか、母が少し遠いところに行ってしまったように思えた。
母が急激に老いてしまったのは、わたしを手放したことも原因なのかとも思ってしまったが、それだけはわからないことなのだ。わたしが独り暮らしを決断したのも、あの時の運命だったとしか思えないのだ。
「わたしも80歳だから」
という言葉が家にわたしの脳裏に残った。
今年の1月、母の誕生日にステーキ・レストランへ行く途中で、母がタクシーの運転手さんに、
「今日で80歳になる母親と、今年58歳になる息子のデートなんです」
と、嬉しそうに話しかけていたこととがダブって思えてきた。
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