少し前の話だけど、知人の妹さんが仕事探しをした話を聞いた。
妹さんの年齢は63歳ということで、
「どこも落ちちゃう、やっぱり年齢かなあ?」
とのことなんだが、今、人不足なのか、高齢化なのか知らないが、その位の年齢だったら、仕事はあると思って、事情を聞いてみたんだが。
なんか、つっこみというか、もにょもにょが多すぎる話だった。
まず「どこも落ちちゃう」というわりには、受けたのは2箇所。
ひとつは、塾だかの小学生の採点で、夕方二時間。時間帯が夕方7時から9時だから、応募する人が少ないだろうと思った、というのも、「いやいや、それダブルワークにぴったりの時間帯だし、学生とかも応募するだろう」と。
で、次に受けたのが、なんか公共施設の食堂の洗い場だそうで。
「やっぱ年齢かなあ」というので、私が
「妹さん、お仕事は何していたの?」
と聞くと、事務。それなら、今、シニア専門の派遣会社で70代くらいまで登録できるところがあるし、まあ、その場合「事務職」といっても実態はコールセンターのオペレーターが殆どだけど、運がよければ事務作業にもありつけるんで、それを勧めてみたら
「でも、妹はパソコンが出来ないから」
?え?パソコンできないで、どうやって事務やってたの?と聞いたら、なんと40年近く前の話\(◎o◎)/!
つまり、その妹さん、20代で結婚退職してから、全く働いたことが無い。それこそ、短期短時間のパートとかもしてこなかったそうだ。
その世代で、それってある意味、珍しいなあと。
ウチの母親や姑も、もっと上の世代だけど自立できるだけの職業婦人とは縁遠い高度成長期の平凡な主婦だったけど、パートはいろいろやっていたよ。
おなじみの保険の外交から、店員とか、百貨店の中元歳暮の伝票整理とか、まあありがちの。
母も、事務仕事が見事に苦手で、その手のパートをした時には一週間で辞めちゃったけど、あの人、外面だけが良かったから、最後は公共施設の受付を、70歳までやってたし、姑が飲食店のパートを辞めたのは50代のときだけど、その理由は娘(夫の姉)が出産後も仕事を続けるために孫の面倒を見るためが理由だったし。
なんて話をその人にしたら
「すごいのねえ、えらいわねえ〜」
って、なんか、ズレてる。
その人も結婚以来、ずっと専業主婦だったそうで。まだ、その人だって60代なんだけどね。
本人にいわせると、体力も能力も無いから、とのことだけど、いやいや、無くたってお金が必要なら働いているでしょう。ましてや、今の時代、教育費はかかるしと思うんだが。
「ああ、そういえば(子どもが)大学の時はずっと赤字だったわねえ」と。
詳しい家庭事情は知らないが、多分、実家も夫もそこそこ裕福なんだろうなあ。
しかし、その妹さんにしても、なに不自由も無い専業主婦をずっとしていて、なんで今更働こうと思い立ったのと。
聞けば、夫が定年退職して、自由になるお金が減ったから、だそうだ。
その妹さんは60歳から年金貰うことにしたのでその収入はあるんだけど、それだけじゃ足りないから…だそうで(^^ゞ
まあ、優雅なお話とは思うんだけど、どんな理由にせよチャレンジするのは悪いことじゃないと、シニアの職探しのヒント(ハロワ主催の職業訓練とか、シニア専門の派遣会社とか、お店の張り紙見て応募とか)は教えたんだけど…
多分、その妹さんはもう仕事探しなんかしないだろうなあ。
私はそんな優雅な動機(生活費の心配なく稼いだ金は全て自分の小遣い)で働けるなら、なんか面白そうとか、とりあえずやってみてダメなら1日でバックレよう(おい(-_-;)という軽い気でいろいろ出来るから、とか思うけど。
これってとりあえず、日銭が無いから底辺労働転々としてきた身だから思うんであって、専業で食ってこられた奥様は、まず仕事の探し方もよく解らないのかも知れない。
個人的には旦那の給料だけで生活できる人は、少なくとも経済的にはすっごく恵まれていると思うし、そういう人は無理に働く必要はないけど、いざ必要になった時のために、多少でも仕事はしていたほうがいいのかもねえ。
しかし、イマドキ、さして世代の変わらぬ人で、結婚以来ずっと専業って人、本当にいるんだなあ。
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