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2017年12月31日11:32

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救えなかった命

■涙声でかかってきた電話「判決は?」 法廷で見せた「本気」の土下座 介護の果て「妻の将来を一方的に…」
(ウィズニュース - 12月31日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4926723

こういう事件は後を絶たないがその時感じるのは怒りでも悲しみでも哀れみでも侮蔑でもない。

では何か?悔しさだ。

業界の末席を穢す一介の介護福祉士に過ぎないオレには何の力もないから偉そうなこと言えた義理じゃないが、最前線にいるものとして、何故救えなかったのか?という悔しさが先に立つ。

そらね、在宅で看取ることが出来れば理想だが、昨今の家族構成や経済状況からするとかつての様に[長男の嫁が高齢の舅・姑の世話をする]なんてモデル自体が成り立たないのよ。
(昔もそりゃ大変だったさね。今より家電製品の普及はなかったし今のものよりは使い勝手も悪かった。その代り、[嫁]一人ではなく小姑や次男三男の嫁の応援もあった…と思う)

だから遠慮なく[プロ]の世話になって欲しいのだ。少なくとも家庭内で制約の多い中無理するよりは安全性は上がる。そりゃ中にはいい加減な施設やとんでもない職員もいるけれどそれは例外。大多数の施設、大多数の職員は利用者さんの為に粉骨砕身してる。

正直、資格を得て働いている一応は[プロ]のオレでも、身内、実母の介護には梃子摺るんだから、まして一般の人々にとっては想像を絶する世界だとは思う。特に排泄介助なんて…
(仕事の時は割り切ってやれるがそうでなかったら流石に二の足踏むよ)

要介護者の子や孫ならまだ体力も気力もあるが配偶者となるとそれこそ老々介護、介護者の負担も相当重い。悪魔のささやきに乗ってしまったことを声高に責められない気もする。

元より、人殺しは大罪であり許されることではないが、そこまで追い詰められた本件被告に対しては[罪を憎んで人を憎まず]と言いたくもなる。

こういう事例を一件でも減らしたい。折角営々と地道に静かに暮らしてきた人々が穏やかな晩節を過ごせる環境であってほしい。そう思うからこそきつい仕事とそれに見合わない報酬でも必死に何とかやってるのだが…及ばなかったことは悔恨の限りだ。

本件被害者もせめて来世は安らかであってほしい。
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