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2017年10月24日13:04

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感動的デマゴーグに騙されないで。

感動的デマゴーグというのは、ある思想について、とても印象的で比喩的なお話があり、多くの人が感銘を受けたり賛同したりするが、実際は事実に基づかない間違いのことだ。

例として、少し古い記事だが引用する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1598980908&owner_id=23589482&comment_count=10

一見、とても素晴らしい内容に見える。特に反政権的な思想の方々の受けが良いらしく、感動する人もいるらしい。
ところが、部分的に見ていくとこれは非常に悪質なデマである。

例えば、


>株主に高配当を出した経営者や役員にのみ億単位のボーナスをご褒美で出す。そしてまた「配当を寄越せ!」この繰り返しさ。そりゃー帳簿上は黒字にすぐ成るだろーし、こんな会社ばかりなら、平均株価なんざ幾らでも上がるよ。でも、働かせられる人間は堪らねーよ。結果「過労死寸前の激務の人」だの「恐ろしく薄給の人」だの「何時でもクビにすると脅される人」ばかり増えるんだから(汗)、

>正社員と派遣社員や下請けと孫請けとか関係無く、皆がひでえ「遣い捨て」状態さ。でもって吸い上げられた配当は、まず絶対に実体経済の現場に戻らない・・・「国際競争力」なんざ100年経っても着くワケねーよ。



とある。非正規が多く、「人数が多い低所得者層」を中心に構成される「集団」において(国家ですらない)、この意見は痛快であり、感動的に見える。

ところが、これはデータという厳然たる事実に明確に反する。

●世界・GDPに占める金融・保険・不動産業付加価値の割合ランキング
http://top10.sakura.ne.jp/OECD-VALADDAC-T1F.html
●国際競争力ランキング
http://ecodb.net/ranking/gcr.html

これによれば、GDPに対する金融の割合で世界平均を上回る16カ国のうち、国際競争力が平均を下回るののはギリシャくらいである。
つまり、株式投資・保険など金融関係が盛んな国ほど国際競争力は高い。

国際競争力の高さが国民の幸せに直結するわけではないとか言われても困る。言い出したのはあちらである。
ちなみに、幸福度ランキング上位も金融割合が多い国が多くの場合上位にいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E5%BA%A6%E5%A0%B1%E5%91%8A

金融をたいして行なっていないのに国際競争力が高く、国民の幸福度が低いという例外的な国は少なく、それがたまたま日本だというだけである。

ちなみに、日本の富の再配分比率は、先進国の中では平均よりやや悪い程度であり、褒められたものではないものの、極端に卑下するようなものでもない。
データによれば、日本は富の格差が少ない国であり、したがって富の再配分の効果が薄い国でもある。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4666.html

基本的に、デマゴガーたちは資料を引用せずに決めつけ、声高に文句を言う。
中には文章力のある人もいて、まるでカルト宗教のように共感を呼ぶ。
が、危険である。



最後に言いたいのだけど。

左派が大好きピケティも書いているし、引用した彼も書いているが、株は儲かるのだと言う。
ピケティはこれを株の収益の増加はGDPの増加よりも早い(効率が高い)と言う形で示している。
引用先の彼も、まるで株主に利益が配分するのが悪であるかのようなことさえ書いている。


ならば、


そこまで株式が儲かると思うなら、



や
れ
ば
い
い
じ
ゃ
ん



と、思うわけだ。
そこまで賢くあらせられるなら、やってみればいいのだ。
悪のように儲かるんでしょ?
ちなみにピケティ自身は投資家でもある。

勉強も実験もせずに口先だけで言うのであれば、口を開けてただ待つ愚者に等しい。


■景気判断、上方修正=2年3カ月ぶり−財務局長会議
(時事通信社 - 10月24日 11:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4827180
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