昨日は奈良市内の観光はせず、少し南のほうにある田原本(たわらもと)町に行ってきました。
この町には「唐古・鍵遺跡」という弥生時代の環濠集落の遺跡があります。環濠集落というと佐賀県の吉野ヶ里遺跡が有名ですが、吉野ヶ里が台地の地形を利用しているのに対して、こちらはほぼ平坦な平野部にあります。今のところ遺跡の調査がようやく1割ほど進んだところだそうで、復元建物は、土器に描かれた線画を参考に再現した楼閣1棟のみであとは何もない草地です。遺跡自体は現代では何もない平地ですが、一角に現在も使われている農業用のため池があり、池を囲む堤防上には桜が植えられています。堤防上に町が設置した遺跡についての大きな説明版があり、桜の木陰に座って遺跡を眺めると当時の集落の姿を思い描くことができます。
ちなみに唐古・鍵というのは、遺跡のある場所がこの2つの集落にまたがっている、ということによるそうです。
遺跡から2 km近く南に行った、ホールや図書館などがある町の総合文化施設「青垣生涯学習センター」の中にこの遺跡の出土品を展示した「唐古・鍵考古学ミュージアム」があります。昨日は地元でtwitterやっている方が企画してくれて、町役場の文化財担当の方(この方は館員ではなく本庁勤務なので、当日は休日であくまでもプライベートでのボランティアです)が館内を案内してくださる、というので参加してきました。15名あまりが参加し、たっぷり時間をかけてこの遺跡の魅力と考古学の楽しさを教えていただきました。
同じくtwitterで活発に発信されている、遺跡近くのまんが喫茶のオーナーさんも参加して、ミュージアム見学後は、説明してくださった先生も交えて、まんが喫茶でオフ会になりました。まんが喫茶ですがテーブル席もあって十名ほどで歓談しました。
ミュージアムは今月末でいったん休館し、来年6月に遺跡の隣に新しくオープンするそうです。(建物はすでにほぼ形ができています。)現在のミュージアムの展示も一部は今の場所に残す予定との事です。
昨夜は奈良市内に泊まり、今日はこれから国立博物館ほか見学・観光して夕方京都から新幹線で帰ります。
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