参考書を「開く」という労力を払うことができる子は半数もいません。多くの子どもにとって参考書は「楽して答えだけ教えてくれる」ものの対極ですから。だからこの商品はダメですね。「1枚1枚はぎとって」という労力を払うことができる子がいないからです。
◆
その発想はなかった!はぎとって使える「ルーズリーフ参考書」―学研とコクヨが開発
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=94&from=diary&id=4453155
1枚1枚はぎとって勉強に使える「ルーズリーフ参考書」を学研グループとコクヨが開発した。中学校1〜3年生向けにそれぞれ英語、数学、理科、社会、国語の5教科をセットで利用できる。
【画像が掲載された記事、より大きな画像、その他の画像など】
参考書はコクヨの「キャンパスルーズリーフ」と同じ用紙を使っており、 全ページにバインダーにとじるための26個の穴があいていうる。
罫線付きで、参考書ながら直接書き込みをするのに向いた質感。
また各ページには,要点が簡潔にまとめてあり、図表や地図も収録してあるため、いちいち教科書や資料集を開かなくても、わかりやすく充実したノートが作れる。
好みのバインダーにとじて、習う順番にあわせて入れ替えたり、試験範囲の内容だけを持ち運んだりすることも可能。
このほか1つのバインダーに、通常のルーズリーフで作った授業ノートと、参考書を一緒に綴じて使うのも便利だ。
各教科のとびらになる用紙も入っていて、そちらは裏面に学習内容の確認リストが印刷してある。学習日や試験日程を記録できる。
さらに貼ってはがせるマスキングテープ素材のシールもついている。
販売価格は中学1〜3年生向け、それぞれ5教科がセットで1,200円(税別)となっている。
◆
(超耳)
使い方に工夫の余地がある参考書なんか、開発しなくていいと私は断言します。
学校で配られる問題集の解答冊子に勝つことができる参考書は作ることができないのです。そして大多数の子どもにとって目先の答えだけが知りたいことであって、理論・理屈はめんどうだから不要なものなのです。(そういう連中に、まともに学ぶことによって勝つなんか余裕のよっちゃんいかですよね! 勉強で上位に立つことの、なんとかんたんなことでしょうか)
ぜひ「要点のまとめ」とかはまったくいらないので、解答冊子より読んで楽しい参考書をたくさん作りましょう。
古いテレビ番組で恐縮ですが、トリビアの泉ってありましたよね。あれは誰に強制されなくても多くの人が楽しく見たんです。人はほうっておいても知りたがる生き物です。ただし、おもしろく語ってもらえれば、ですけれどね。
英語で「主語が三人称単数のときは一般動詞の現在形にs(es)をつける」なんてこと、参考書で大書きにして「ここがポイント!」なんてイラストをつけるなんてこと、ムダの極地ですよ。なんで参考書にこう書かないの?「s(es)で間違えるヤツはバカ。isをつけられる言葉のあとではs(es)がつく。だから覚えなくていいのにムダに覚える人がたくさん。覚えろと言うバカ教員がたくさんだ」
「主語が三人称単数のときは一般動詞の現在形にs(es)をつける」なんてのは無能でも言えるんです。教科書にも書いてあるんです。なんでそんなムダな繰り返しを参考書でする必要が?
知っていると自慢できる、知っていると他のクラスメートをバカにすることができる、そんな豆知識の宝庫なら、いいのにね。
子どもたちは昔も今も、知識が好きですよ!
『ヘンな生き物』という本なら、子どもたちも自分から手を伸ばし、手にとって、おもしろいから読みます。「見てみて」と友だちを呼んで一緒に読みます。
目指すのはそこなんじゃないの?
ヘンな国語、ヘンな数学、ヘンな英語でいいので、参考書をけっして開かない層に向けて「開く」という労力を支払わせることができる商品を開発しましょうよ。
「開く」が最大最強、最後の関門なんですよ。
その工夫ひとつもなしに、「1枚1枚はぎとって」?
はぎとるどころか、開きもしない、触れもしないんですって。「普通の」「平均点くらいは取る」ような子たちは。
そういうダメな子たちを救う商品をもっともっと、作ってやってほしいな。
試みのひとつに「学習まんが」があるんですけど、あれらも大半がダメ商品ですよね。せっかくまんがにして「開く」労力をクリアしたと思ったら「主語が三人称単数のときは一般動詞の現在形にs(es)をつける」なんていうのが中にびっしり書いてあって、人物は小さく書かれてる。ただ吹き出しで参考書の内容をしゃべっているだけだったりするんですよ。ストーリーなんかあってなきがごとし(タイムスリップしてみようー、とか)、おもしろさはゼロ。そういうのたくさんあります。
教科書で、授業で教わることなんかいらないのになー。もう教科書を持っているし、授業も受けているじゃないの、大半の子はさ。
ログインしてコメントを確認・投稿する