先日(2月16日)の投稿で
河北新報さんが取材してくださった記事をご覧いただきましたが
決して 私の力で児童の命が助かったわけではないのです
私に地震津波からどのように児童の命を守るのかを
赴任してきた先生方に必ず伝えて話し合いなさいと
きつく教えてくれたPTAの先輩方
あの日学校に駆けつけて
声を上げてくださった お父さんお母さん方
ご自分の立場を顧みず児童の命を最優先して
神社のある山へ逃げる決断をしてくださった先生方
そして山に逃げた後
あまりにも大きな津波からさらに山の上を目指して
児童を誘導してくださった地元住民の方々
その力が重なって初めてかなったことなのです
あの日雄勝小学校と真向かいにある山に逃げた私も
一旦逃げた高台では足りず さらに山の上に登りました
その際に 恐ろしいので海側を見ながら逃げましたが
普段見えるはずの病院が すでに見えなくなっていました
曇り空の灰色と津波の灰色で
空と海の境目がわかりませんでした
母と祖母のいる病院を見つけることが出来ませんでした
山の上まで上がり一旦振り返った雄勝湾は
山に囲まれた細いリアス式海岸のため
大きな大きなプールのようになっていました
雄勝小学校もすでに水没しています
子供たちが逃げた新山神社も津波に呑まれています
その様子を目にしたとき
頼むから神社の山の上まで上がれるくらい上がって!!!
強くそう願う一方で
あの判断は正しかったのだろうか
私の一言で子供たちを殺してしまったかもしれない
もし そうだとしたら取り返しのつかないことをしてしまった
私は生きていられない
我が子たちを説き伏せても 自分の命を絶たねばならない
何ということをしてしまったんだろう
山に逃げた雄勝小学校の児童が無事だったと聞くまで
ずっと そう考えていました
命とはとてつもなく重いものです
命を命で償うことは決してできないのです
喪ってしまった命は
何をもってしても帰ってきてはくれないのです
自然災害に対する防災減災は
これぐらいで大丈夫ということは決してありません
予定していた避難経路が危険になることもあります
事前により多くの安全な避難方法を探し
皆で話し合い 意見を出し合わなければいけません
活きた防災減災は 一人の力では成し得ないのです
もし 学校に行って防災減災の相談をしたら
モンスターペアレントと言われるかもしれないと
躊躇している父兄の方がいるのなら 考え違いです
我が子の命を守る話は 非常識なことではないのです
災害が起こる前の今ならまだ間に合うのです
皆さんは決して
私達の後悔をなぞるようなことはしないでください
一人の語り部の力では限界があります
私の思いをぶつけただけの稚拙な記事ですが
多くの皆様にご覧いただくことで
大切な方の命を守る話し合いの
一番最初の小さなきっかけにしていただければ幸いです
ご自分のタイムラインでシェアしてくださる皆様
貴重なお言葉を添えてシェアしてくださる皆様
いつもシェアして頂き
そしてお力添えいただき 本当に有難うございます
#語り部佐藤麻紀
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