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2017年01月31日15:43

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子どもが取りこぼしてきたものを再付与してくれるいい大学ですね

 金沢星稜大学の姿勢はすごくいいですね。大学がなぜあるのか?という疑問に立ち返ることは野暮だからやめておきます。作ってしまったものは活用を考えるべき。それをやってのける人々の努力を歓迎します。
 でも記者の煽り文句が嫌だなー。「偏差値なんて関係ない」はおかしいもの。他人より努力の質と量が劣っているのが偏差値35です。役に立つ人間かどうかとテストの成績には強い相関性があります。

◆

■偏差値35から一流企業へ “入りやすくて就職に強い”大学の秘密
(dot. - 01月31日 07:03)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4409326

 大学の定員が志願者数を上回る「全入時代」に突入し、大学教育のあり方が根本から問われている。生き残り競争にさらされるなか、独自の取り組みで成果を上げる大学が注目されている。偏差値なんて関係ない、本当の意味での「いい大学」を紹介する。

 河合塾の教育イノベーション本部副本部長の近藤治氏は、大学の選ばれ方が今後大きく変化すると予想している。

「これからは『偏差値の高低で選ばれる大学』と『偏差値以外の要素で選ばれる大学』の二つにわかれるでしょう。偏差値が低くても質の高い教育を提供し、就職で実績をあげている大学が評価を高めているからです。教科学力を中心に選抜する大学をめざす人は、もちろん偏差値を上げることが重要です。一方で、入試時のステータスにとらわれずに、入学後の教育環境に目を向けた大学選びも必要です」

 とはいっても、「偏差値が高い大学=ブランド校=就職に強い」という考えは、簡単に捨てられないかもしれない。だが、入りやすさに比べて、就職で高い実績をあげている“お得な”大学があるのも事実なのだ。

 本誌がまず紹介したいのは、「北陸の奇跡」とも呼ばれている金沢星稜大(金沢市)だ。

 2000年ごろから定員割れに追い込まれ、留学生の受け入れでしのいでいたが、学生の就職活動を徹底的に支援する改革を断行し、現在では就職率が9割を超えている。就職先には日本銀行やJR東日本、東京海上日動火災保険など、難関大学生でも内定が難しい企業も多い。

 改革の旗振り役となった堀口英則進路支援室長は、こう話す。

「私が03年に就任した時の偏差値は、実は35。ですが、決して学生の能力が低いわけではありませんでした。地方の私立大は、国立大などに落ちて不本意に入学してきた学生が多い。彼らは自信とやる気を失っていただけだったんです」

 そんな学生たちに、堀口さんは徹底した就職支援活動を始めた。就活で必要となる身だしなみからビジネスマナー、面接での受け答えなどを教える「24時間耐久就職合宿」は、“スパルタ”と呼ばれるほど厳しい。就職支援はどこの大学でも実施しているが、金沢星稜大は徹底しているのだ。

「就活はマラソンではなく、短期決戦。とにかく、数多くの企業にエントリーしたほうがよいので、『100回空振りしてもいい。1回バットに当たれば、人生の逆転満塁ホームランになるんだ』と話しています」(堀口さん)

 採用企業による卒業生の評判もよく、仕事への意欲の高さや洗練されたビジネスマナーなどが評価されているという。就職実績が評価されて、16年度に新設された人文学部の偏差値は50になった。堀口さんは「今では、大学が入り口ではなく『出口』で評価されるようになりました」と話す。

 出口という点でみると、特定の職種や資格取得に強い特徴豊かな4年制大学もある。教育ジャーナリストの小林哲夫氏は言う。

「日本文化大(東京都八王子市)は警察官になるための基礎教育に力を入れていて、警察官志望者のためのAO入試も実施しています。15年度は90人が採用試験に合格しました。また、千葉科学大(千葉県銚子市)の危機管理学部は学内に消防車も保有し、消防官試験向けの教育をしています」

 そのほかにも、聖徳大(千葉県松戸市)は保育士や幼稚園教員の育成に強い。1933年に創設された家庭食養研究会を起源に80年以上の歴史を持つ女子栄養大(埼玉県坂戸市)は、女性に人気の管理栄養士の資格試験で全国1位の240人の合格実績だ(15年度)。資格取得をめざすなら、専門性が高くて試験対策に強い大学と言える。

◆

(超耳)

>堀口さんは徹底した就職支援活動を始めた。就活で必要となる身だしなみからビジネスマナー、面接での受け答えなどを教える「24時間耐久就職合宿」は、“スパルタ”と呼ばれるほど厳しい。

 偏差値35というのは学力という次元で語れる数字ではありません。日常いろんなところで支障が出ます。なにも知らない・わからないヒトたちです。なにせ普通のしゃべり言葉でも意味がわからない語が頻出するレベルです。要するに会話が成立しない。もちろん漢字の読み書きも小学生レベルでも間違う。見ながら書いても正しく書けない子がゴロゴロいる異質空間です。
 仕事なんか任せられない。あらゆることに対してひどい結果を出すことが見えています。誰かがずっと見張って逃げ出さないようにした環境に置いてやらないとたぶん仕事できませんよ。(そしてそんな環境が整備された好条件の現場の種類と数とは選べるほど多様でもふんだんでもないわけですよね)
 そういう子たちが置き忘れてきたものを再び与えてやること、素晴らしいと思います。
 就職はきれいごとではありません。相手から「この人間がいるほうが得だ」と思える人材を用意する必要があります。きっと記事にはないいろんな方策を使ったことと思います。

 それにしても記者ったら。

>偏差値なんて関係ない、本当の意味での「いい大学」を紹介する。

>16年度に新設された人文学部の偏差値は50になった。

 偏差値は関係ないの? あるの? わずか一つの記事の中でブレブレすごいよ。

 これからも「大学」という衣をまといながらも違う役割を担う教育機関が必要とされていくと思います。器は「大学」という名前でもういいです。どうかこの路線で教育してほしい。子どもたちの一部がすっかり置き忘れてきたものをもう一度持てるチャンスを与えてやってほしいなと思います。
 小中学生の中にはほんとうに幼くて、甘やかされていることに気づくこともない子が多いものです。それから数年が経ち十代後半になってやっと「このままではまずい」と理解する子もいるものですよね。たしかにいろいろと手遅れではあるのですが、手遅れの中でもマシな選択ってあっていいと思います。
 叩きのめされるべきときに誰からも叩いてもらえないまま増長した子どもがいます。でもずっと子どものままではないかもしれません。誰かがこうして救いの手を差し伸べてやること、いいことだなあと思います。
 それって劣った者を殺害して淘汰したスパルタ教育とはじつは正反対のものなんですけれどね(記事の「スパルタ教育」はもうスパルタと関係ないことなんでしょう)。私は記事で紹介されている大学のほうがスパルタ式のそれよりも好みだなあ。

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