201X年
人インフルエンザの発症が確認された。
これを恐れた鳥たちは、人間どもの駆除を行うことに決めた。
鳥たちはまず、発症が確認された最初の人間を殺した。
次に、その人物に近しい人間どもを殺していった。
人間「まってくれ! 俺はやつと親しいが俺が発症してるとは限らないだろ」
鳥「疑わしきは罰せよ、だ。」
こうして次々と殺していったが対処は困難をきわめた。
翼を持たぬ下等生物の人間が、車や電車そして我々を真似た飛行機なるもので全国各地に移動した結果、人インフルエンザが全国で蔓延したのだ。
鳥たちは人を見境なく殺すようになった。
だが、なかには人間擁護派の鳥も少なからずいた。
「人間を殺すな」
「我々は野蛮鳥ではない」
彼らはデモをおこなうこともあったが、「では、どうやって対処するのか」との問いには皆、一様にクチバシをつぐんだ。
だが彼らがおこした行動は国を動かし、人間の全頭検査が行われることとなった。
莫大な時間と費用をかけて。
そして、ここにも人インフルエンザの陽性反応が見つかった人間がいた。
人間「見逃してくれないか」
鳥「ダメだ。お前は人インフルエンザの発症が確認されている。悪いが死んでもらおう。 最後に何か言い残すことはあるか」
人間「人インフルエンザの予防接種さえしていれば・・・」
今日も鳥たちは人間を殺しつづける。
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