前回の続き。
10/09(日)の 22:00 頃に掛かって来た1本の電話から始まった突如のドタバタは、時間の経過と共に次々と「確認せねば…」な事が山積していった。
群馬の我が家と長野県の病院とを往復する日々の中、事故当時の詳細の確認も急ぐ必要があった。
そもそも、何故に父はあの日、しかも夜中に長野県で車を走らせていたのだろうか?
どんな理由で何処を目指していたのだろうか?
事故の前後はどんな状態だったのだろうか?
事故現場を担当した警察官に連絡を入れてみたものの、彼は父が救急搬送後に現場入りだったそうで、事故後の父の様子といった詳細は聞き取れなかった。
そこで長野県の某広域消防本部へ連絡し、事故現場へ出動した可能性のある全ての消防署の連絡先を確認し、私は電話を掛けまくった。
そして遂に現場へ出動した消防署が判明し、あの日、我が家に電話を掛けてくれた救急隊員との Contact に成功する。
我々の特殊な事情を説明した上で当時の状況説明を求めたところ、彼は快諾し、事故当時の父の様子を教えてくれた。
目撃者証言、警察官からの話も含めた、その事故当時の状況とは…
父の車は峠道の頂上手前で蛇行運転を始めた
そして峠の頂上から降り始めた左 Curve を直進して Center Line を飛び出した
更には登坂車線を走っていた対向車と側面同士で衝突し、最後は Guardrail に刺さって止まった
父は事故車両から自分の足で降りて来た(らしい)
救急車が到着した時、父は事故現場に(自分の足で)立っていた
氏名、住所、電話番号といった質問には正確に答えていた
救急車に乗る際も、用意した Stretcher のところまで自分の足で歩いて来た
何処へ行こうとしていたのかを訪ねたところ「家に帰る途中」と答えた
ところが群馬とは真逆の方向に向かっていたので救急隊員は不思議に思った
長野県内での立ち寄り先を訪ねたところ、困った様子で明確な返答は得られなかった
…というのが概ねの状況だったそうだ。
おいおい、家に帰ろうとして群馬県の隣の長野県内を夜中に…?
何でそうなる !?
後日、長野県の病院の主治医に事故の状況を説明したところ、父は軽度のくも膜下出血の影響で「脳震盪」のような状態だったのでは? …という見解を示す。
私も Bike で Circuit を走行中、派手にやっちまった High Side で後頭部を強打し、脳震盪で「訳が判らない状態」になった経験もあり、主治医の見解には妙に納得してしまう。
横浜市で発生した、87歳の男性が運転する軽トラの事故(で通学中の児童が犠牲)も記憶に新しい。
痴呆症でもなかった父だが、何らかの事由で「何処を走っているんだか判らない」状態だったと推察するに至る。
だが、その峠道の頂上手前で蛇行運転を始め、最後は Curve を直進してしまった原因は何だったのだろうか?
くも膜下出血の影響は否定出来ないが、居眠り運転だった可能性もあるのではないか?
父はいつも 20:00 には就寝してしまう。
救急搬送中に嘔吐したとなると、胃には食べたものがあった証拠であり、車内にあったコンビニ弁当やらのゴミは事故の前に食べた際の物と推察する。
事故が起きたのは 21:00 頃、いつもならば寝ている時刻に加え、空腹も満たされ、明るい街灯といった刺激も少ない峠道で、父は眠くなってしまったのかも…?
今となっては「右半身が麻痺状態」に加え「失語症」で、本人からは何の話も聞けない…。
上述の事故の状況から「知りたかった事」のひとつがやっと判った。
父が「右半身が麻痺状態」と「失語症」に至った「左脳の出血」は、交通事故の後に発症したという事実が判明したのだ。
自動車保険の「搭乗者保険」では、父の「くも膜下出血」に関しては一切の保険金が支払われないとの事だったが、最も深刻な「左脳の出血」は交通事故での Shock で発症した! …と解釈し、搭乗者保険が適用されるのではないか?
これは要確認である。
事故当時の状況詳細も把握し、群馬の某医療機関と話し合う準備が整った私は、その某医療機関に「説明を求める」と連絡を入れる。
そして、先方が指定するに日時に出向き、私は話し合いの Table に着いた。
某医療機関側からは…
10/09(日)の当番医で父を診察した内科の医師
事務担当の代表者
…の2名が対応し、こちらからは私だけの計3名でその話し合いは始まった。
先ずは診察をした内科医師からの説明を受ける。
説明する内容のほとんどは私が想定する範囲内だったが、その概ねは…
1. 患者は眼球の奥の辺りの頭痛を訴えていた。
2. 付き添いも無く1人で車を運転してでの来院に加え、手足に麻痺症状も見受けられなかったので(頭部の)出血を疑わなかった。
3. 念のため頭部を CT 撮影したが、自分では異常を読影出来なかった。
4. 鎮痛剤を処方して診察は終了した。
5. 3連休明けの 10/11(火)に放射線科の医師が CT 読影すると「くも膜下出血」の疑いがあり、慌てて患者宅に電話を入れたが、以後は連絡が取れなかった。
6. 後に長野県内の病院に緊急搬送された事を知った。
…とのこと。
この CT 読影は「くも膜下出血」を疑うには困難な画像であった事は我々も承知のとおりだ。
けれども、結果的にはこの医療機関でも「くも膜下出血」を疑うに至ったという。
この医療機関側が「CT 読影に失敗した」という「過失」を認めたのだ。
これを踏まえ「では、私の話をさせていただきますよ」なのだが、話は長くなるので次回に続く。
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