mixiユーザー(id:21183267)

2016年11月11日00:11

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ポリティカル・コレクトネス

ポリティカル・コレクトネス(以下、PC)とは、
政治的あるいは社会的に公正、公平、中立的であり、
なおかつ差別や偏見が含まれていない言葉を使わなければならない。

とうい、なかなか堅苦しい考え方です。

例えば、日本国内で「看護婦」「看護士」という言葉が
「看護師」に統一されたのも、PCの考え方に沿っています。

ドイツでは、未婚女性を意味する「フロイライン」が、
公文書で使用禁止になり、フランスでも
「マドモアゼル」が使えなくなりました。

「銀河英雄伝説」のファンでは、
「フロイライン・マリーンドルフ」はダメと言われても、
かなり違和感があります。

2016年アメリカ大統領選挙において、
ドナルド・トランプはPCを無視した発言
(というか、暴言)を繰り返しました。

もっとも、トランプはPC無視の発言をする際に、
興味深いことに「I know it's not PC, but・・・」と、
枕詞をつけていました。すなわち、
「ポリティカル・コレクトネスに反していることは分かっているのだけど・・・・」
というわけでございますね。要は、開き直りです。

強迫観念的にPCが浸透したアメリカでは、
「メリークリスマス」は特定の宗教用語であるため、
「ハッピーホリデー」に言い換える。

「ペット」は差別的用語であるため、
「コンパニオン・アニマル」と呼ぶ。

などなど、どう考えても「行き過ぎだろ」と、
日本人は思ってしまうPCが広まっています。

15年8月、女性蔑視発言を批判されたトランプは、
「アメリカが抱える大きな問題は、ポリティカル・コレクトネスだと思う」
と、反論しました。

トランプの発言を受け、15年10月に
フェアレイ・ディキンソン大学が世論調査を実施し、
「アメリカが抱える大きな問題は、ポリティカル・コレクトネスだ」
に賛同するか調査したところ、何と「支持する」と
答えた人々が68%に達したのです。

トランプは、
「自分はただ『真実』を言葉にしているだけなのに、
偽善的なメディアがPCを振りかざして断罪してくる!」
と、メディアを攻撃し、支持を得たのです。

PCを無視するべき、とは言いません。
とはいえ、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。

アメリカ国民の多くが、堅苦しく、かつ日々、
強化されるPCを疎ましく感じていた。

結果的に、トランプが支持されたにも関わらず、
PC強化に邁進するメディアには読み切れなかった。

2016年大統領選挙において、
メディアの予測が大外れとなった理由の一つに、
PC問題があったのではないかと考えるのです。

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