マスコミでは、例により「国の借金1053兆円 国民一人当たり830万円の借金」という出鱈目な記事が一斉に報じられています。
なぜ、同日に同じ記事が出るのかといえば、もちろん財務省が「財政研究会」という記者クラブを通じ、
記者たちにペーパーを配布。
新聞記者が財務省のペーパーをコピー&ペーストし、記事に仕立て上げるためです。
さて、「国の借金」というレトリックの嘘について十分にご理解されているでしょうが、周囲の人に、
「国の借金ではない。政府の負債であり、国民は債権者だ。しかも、日本銀行が国債を買い取れば、政府の負債は実質的に消えてしまう」と、語ったところで、恐らくは反発されるだけでしょう。
人間とは、「自分は常に正しい」と思い込みがちなのです。
長年「日本は国の借金で破綻する」と信じ込んでいた人が、実はそれが嘘だった(嘘ですが)という事実を認識したとき、まずは、「いや、嘘ではないはずだ。なぜなら・・・・」と、懸命に「国の借金で破綻する」ためのロジックをひねり出そうとします。
例えば、「政府のデフォルトはないかも知れないが、日銀が国債を買い取るとハイパーインフレーションになる!」といった感じです。
ところが、現実には日本銀行が13年春以降、250兆円ものお金を発行し、
毎年純増で80兆円もの国債を買い取っているにも関わらず、ハイパーインフレになるどころか、直近のインフレ率は▲0.5%。
現実が、容赦なく「自分が間違っていた」という真実を突きつけてくるのです。
その場合、財政破綻説を信じていた人は、「現実」に対し怒りをぶつけることになります。
「間違っていた自分が悪かった」ではなく、何とか責任を他者に押し付けることで、自分を救おうとするのです。
そして、真実を知った人は、やがては「初めから、自分はそう思っていた」というスタイルで、「日本政府の負債は100%日本円建てだ。日本銀行に国債を買い取らせれば、負債がなくなる日本政府が、
財政破綻などするはずがないだろ」と、言い始めるわけです。
そのとき、是非とも、「お前、以前は何言っていたんだっ! 前に言っていたことと全然違うじゃないか!」と、追及するのを控えて欲しいのです。人間は、誰でも間違えます。
そして、自らの長年の間違いを修正するのは、本当にキツイことなのです。
というわけで、皆さんの周りの方々が「国の借金の嘘」に気が付いたとき、「そうだよね。以前から貴方はそう言っていたよね。その通りだよ」と、生暖かい視線を送り、称賛してあげて下さい。
その後、その方は皆さんにとって「強力な味方」になるでしょう。
人間とは、そんなものだよ、というお話です。
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