ジリリリリーーン
ガチャ
毛利「はい、こちら毛利探偵事務所」
目暮「毛利くんか。目暮だ」
毛利「これは、警部殿でしたか。何か事件でも?」
目暮「毛利くん、心して聞いてほしい」
目暮「・・・蘭くんが遺体で発見された」
毛利「な、なんだってーー!」
目暮「確認のためにこちらへ来てくれないか。現場は蘭くんのアパートだ」
毛利「す、すぐに行きます。おい、コナン!お前も来い」
こうして毛利とコナンは、蘭の暮らすアパートを訪れた。
毛利「警部殿」
目暮「毛利くん、こっちだ」
警部に促され救急車に足を向けると、そこに白いシーツが覆いかかった何かがあった。
毛利「・・・(ゴクリ)」
チラッ
毛利「!!!、・・・間違いありません。蘭です。私の娘です・・・」」
シーツの下には、髪を乱し、シャツとズボンを血で赤く染めた毛利蘭の遺体があった。
毛利「警部殿!蘭にいったい何があったんですか!?」
目暮「うむ、死因はナイフの刺し傷によるショック死だ。腹を一刺ししている」
目暮「警察は蘭くんがナイフで自分の腹を刺したとみて、自殺の線で捜査する予定だ」
毛利「自殺ですと!そんなバカな!蘭は自殺するような娘ではありませんよ!何を根拠に自殺などと言うのですか!?」
目暮「ふむ、、、現場に残されたパソコンに、『生きていく気力がなくなった。ごめんなさい』と、遺書めいた書き込みが残されていたんだ」
目暮「それだけじゃない、現場となった蘭くんの部屋の玄関は鍵がかかっていたし、一つしかない部屋の鍵は蘭くんの遺体の下にあったんだよ。これが警察が自殺と思う理由だ」
毛利「そ、そんなバカな・・・」
コナン「(・・・蘭が自殺なんてするはずがない。俺が必ず真実を見つけ出してやる)」
コナン「おじさん、蘭姉ちゃんが自殺なんてするはずないよね。ねぇ、おじさんってば・・・」
毛利は、うなだれて、うつろな表情を浮かべるのみだった。
コナン「(ダメだ。おっちゃんは壊れてしまった。俺がやるしかねぇな)」
コナン「目暮警部。蘭姉ちゃんの部屋に入ってもいい?」
目暮「あぁ、かまわんよ」
こうして、コナン1人での捜査が始まった。
「毛利蘭変死事件」(中編)に続く。
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