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2016年06月06日15:26

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労働の価値とは。

「老後への不安」非正規は76%
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4028878

労働の対価は指数関数的。
要するに、誰でもできるような労働の価値は限りなく低く、
希少価値が増すにつれ、その希少価値を上回る比率で対価が増大していく。

例えば、家事の価値は50年前と比較して非常に低下している。
1)機械化により「誰でも」出来るようになったため
2)社会的な風潮の変化により、男性も出来るようになったため
3)同じく、容易に代替手段があるため
上がる要素は一つもなく、間違いなく価値は下がっている。
人数の面でコンビニ店員や倉庫内軽作業と同等、
家庭内でできるという条件から、それ以下が妥当だろう。
このような内容は特定の人物を批判しているわけではなく、全てにおいて言える内容だ。

ほとんど全員の国民が労働者(起業家も含めて、働く人)であるから、
労働の価値を軽んぜられたくないという気持ちはわかる。
しかし、自分が購買する立場になった時、
1円でも安いスーパーで買ったり、金を払う以上少しのミスも許さないという態度で
臨むのであれば、それは矛盾している。
コストばかりを追求し、労働者を酷使する経営者と同じことをしているわけだ。
普段、意識しないが、労働者は労働力を経営者に販売しているのである。

国民の大多数は経営者ではないので、数の上で経営者をけなすのは容易だ。
法人税を上げろ、富裕層からもっと金を取れ、という意見はわからなくもないが、
その言葉の一方で自分は同じようなことをしているのであれば矛盾する。
どう理屈をこねても、経営者という絶対悪があるわけでなく、
人類に共通する普遍的な心理が、少数の優越者には目立つだけだ。
結局、「普通の庶民であるという特別意識」がなくならない限り労働価値は上がることはない。

記事中にあるような、29歳まで真面目に生活している人が、
まともな起業プランを持っていれば十中八九、国民生活金融公庫は融資してくれる。
いつでも優秀な社長が誕生する。
ではなぜ誕生しないのか。
口を開けて餌を待つばかりだからだ。
努力をしている? 群れの中で水面に浮いているだけのことを努力とは言わない。
それを努力というならば皆努力していて、そこが水準線だ。

国民総出で望んでいるのは平凡なお仕事と高給という取り合わせ。
大企業や公務員は成功例で、中小零細はハズレのどん尻であったとしても、
皆一様に楽で高い給料を望んでいるという点で価値観は同じだ。
そんな世界が、リアルに実現すると思っているのは笑止だ。
頭の中に、常に給料の指数関数を描くがいい。
あるいは人数の正規分布でもいい。
自分と同じような奴は掃いて捨てるほどあり、そこから抜け出さない限り価値はつかない。
どれほど社会が進もうとも、「普通」の人々が「高給取り」になる日はこない。
掃いて捨てるほど溢れている商品のほとんどに、我々が価値を見出せないのと同じように、だ。
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