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2016年03月25日13:21

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S2000の話をしよう。

S2000はホンダのオープンカーですが、マツダとは浅からぬ因縁があります。

S2000の前身は95年の東京モーターショウに出品されたホンダ・SSM。
表向きの歴史としては、それを市販化してS2000とし、99年に発売されたことになっています。
確かに、外装の雰囲気などは似ているのですが、実は構造的にまるっきり別物です。
SSMは操縦席と助手席の間に縦貫材が走り、剛性を確保しています。
要するに、助手席との間に前後方向に梁が走っているという、(超)古典的スポーツカーのような作りなわけですね。
ところが、S2000ではこの梁はなくなり、車体のプレス加工の際に、
非常に太く背の高いフロアトンネルを形成し、このフロアトンネルで剛性を確保するという構造になっています。
付随する他のフレームと併せ、これをハイXボーンフレームとホンダは呼んでいます。

ところが、これによく似た構造の車が、のちにマツダから出ます。
ロードスターものちにNC型として出るのですが、それではなく、RX-8ですね。
RX-8も、S2000と同様の構造を持っており、外観的にも似ている部分も多く、
車体規模やコンセプトもよく似ています。

これは偶然の一致ではない・・・というのが個人的な見解で、
おそらくマツダのパクリでもありません。
公式な裏付けがないので推測による部分も多いのですが、
この時期マツダの技術者が大量にホンダに行っている、という噂があり、
製品(SSM→S2000)の変化からの推察ですが、おそらく一定程度正しいのではないかと思います。

例えば、SSMのエンジンは直列5気筒と呼ばれるもので、S2000のエンジンは直列4気筒。
この差は大きく、専用設計の場合完全にワンクラス上の存在になったと思われます。
逆に位いえば、直4で2Lにしなければならない事情があったわけで、
その理由がマツダの2L級ロータリーエンジンを前提にした設計からの流用、というのはうなずけます。

また、S2000は9000回転を誇る専用エンジンを積んでいますが、
これに見合う変速機がなく、改めて新規開発しています。
にもかかわらず、リアデフ(まあ、リアタイヤ用のギア機構です)は自主開発せず、
マツダのRX-7またはロードスター用のものを調達しています。
後輪駆動の経験が浅かったから、と言われますが、
変速機(これも後輪駆動用です)まで開発できてリアデフが開発できないというのはちょっとどうかなと。

なぜか顔立ちも結構似ているS2000とRX-8、
どちらも好きですが、ストイックな方がより好みなので、個人的にはS2000が好きでした。
S2000に乗ると目を三角にしてかっ飛ばして如何のどうのと批判する人も多かったのですが、
何ぶん良くも悪くもブイテック(カタカナの方がそれっぽくて好きです)エンジンですから、低回転域でも楽しく走れました。

またS2000はその企画において、おそらくロドスタの影響を受けているとは思いますが、
(設計思想は完全に違うように思いますよ)、
NCロドスタもまたS2000に憧れたかのような車体でした。
ロドスタにはロドスタの良さがあったはずで、そういう意味では
ロドスタ4兄弟において、NCだけはなんだか贔屓にできない感じがします。
今回のND型は試乗もしていませんが、原点回帰したようで良い感触ですね。

陰謀論にも似た話ですが、お題を借りて好き放題書かせていただきました。
何にせよ、スポーツカー、そしてオープンカーはおっさんには楽しい乗り物ですね、ということで。


■マツダのロードスター、世界カー・オブ・ザ・イヤー受賞
(朝日新聞デジタル - 03月25日 00:20)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3914025
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