■娘が杖で暴行容疑 83歳の母親が死亡 神奈川・平塚
(朝日新聞デジタル - 12月06日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3746862
何ともはや…やり切れない事件だよね。
普通に考えれば実の親を殴り殺すなんてなんて親不孝な!ってなりそうだが、本件被疑者だって好き好んで母親を殴ったわけじゃない。ただ、積りに積もったストレスが最も不幸な形で爆発してしまったものと信じたい。
正直介護ってオレ達(一応は)その道のプロでも毎日試行錯誤の繰り返し、中々百点満点のそれは出来やしない。昨日できたことが今日は出来なかったり、さっき理解してくれたはずのことが次の瞬間には抜けていたり…食事介助位ならまだしも、2時間ごとの体位変換やバイタル測定、そして排泄介助となると誤解も炎上も覚悟で断言するが「素人さん」には無理だ。
まだまだ経験も浅く技術も拙いとはいえ、オレ達介護士はあくまで仕事だから、少々のことは割り切れるし、勤務時間が終わりタイムカード押したら取敢えずは解放される。でも家族はそうはいかない。24時間365日、一瞬たりとも気が抜けない。そりゃ神経擦り減らすさ。そして魔がさすなんてこともないとは言い切れない。
勿論だからと言って虐待など決して許されるものではないが、赤の他人同士なら割り切れることがなまじ血のつながった肉親同士だから却って許せないってことも有るのは事実。骨肉の争いは古今東西枚挙にいとまがない。
こうなる前に何故相談してくれなかったの?SOSを出してくれたら或は救済出来たかも知れなかったに…とは思うがしかし、ではそのSOSを誰に相談すれば良いのか?それが余にも知られていないのもまた問題ではある。
地域包括センター?社会福祉協議会?市区役所町村役場ですらどの窓口に行けば良いか判り辛い上に、平日に休めない人はおいそれと官公庁を訪ねることも難しい。
(この手の窓口は出来れば土日祝日にも開いていて欲しい。勿論全職員が出勤待機する必要はなく、最低限の留守番役がいて申請書類の書き方指南と受理だけでもしてくれるなら市民は大いに助かるのだが、公労協がいい顔しないのかな?)
介護施設側もしかし、慢性的な人手不足で溢れ返る需要を捌き切れていない。現場はホンマ、ネコの手も借りたいってのは強ち誇張じゃない(冗談抜きで犬や猫の「手」を借りることもある。アニマルセラピーとしてだけど)。
こういう悲劇を断ち切りたいのだけど、現場末端のそれも時給800円非正規雇用の一介護士には目の前の利用者さんの応対だけで手一杯でそれ以上なす術がないのも厳然たる事実だ。
中央官庁は元より、在野にも有能な人材が数多いるのに、何で我が国の福祉ってこうも実態とかけ離れた政策ばかりになってしまうんだろう?
救えなかった命をただただ悼むのみである。
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