クララのおばあさまはたしかに素敵な人だったけれど、ロッテンマイヤーさんだって素敵だと私は思います。厳しい面ばかり強調されてしまったのはたぶんゼーゼマン家がハイジにとって長く暮らせない異郷であることをわかりやすくするため、おばあさまやクララを引き立たせるためという意味があったと思います。
厳しい係を担当してくれる人のありがたさは大人にはわかったと思います。子どもの頃にアニメ『アルプスの少女ハイジ』を見てロッテンマイヤーさんを嫌いになった人も、大人に近づくにつれてわかるようになったんじゃないかなと期待します。
ロッテンマイヤーさんにはどうハイジと接すればいいかを誰も教えてくれなかったのです。手探りで何度も失敗したと記憶しています。最後には笑顔でハイジと向き合ってくれたとも。
声が麻生美代子さんだったからどこかにやさしさやひょうきんさを残した感じが出ていた気もします。キツすぎる声の人が当てていたらもっと嫌われていたかも。
記事とてもおもしろかった。
時代に注目してもらうこと、ちょっとだけ世界史的な解説すること、いいですね。こういう方が教育係をやってくださるとハイジたちも楽しくゼーゼマン家で過ごせたでしょうね。しまったハイジが山に帰らない!
ロッテンマイヤーさんの記事、検索しました。
ロッテンマイヤーさんの世間的評価が、低すぎる件について
http://blogs.yahoo.co.jp/tkakt_v3/52953289.html
「もう一度思い出してください。
『小公女セーラ』の、ミンチン先生と混同してないか?と。
あの人は、お金目的のサイテーな人物でした。
何となく、服装や体型が似ているので、混同している人も多いのでは?」
とのこと。
ミンチン先生というキャラクターがいるのですね! 知らなかった。
いじわるおばさん 毎週娘と見ていた「アルプスの少女ハイジ」が終わり「小公女セーラ」になった。
http://glassjaw.exblog.jp/16494430/
これがミンチン先生……!
◆
ハイジのおじいさんは元傭兵 ―世界名作劇場で描かれなかったこと
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=140&from=diary&id=3694355
ハイジ、ネロ、マルコといえば、誰もが知っている世界名作劇場の主人公たち。世代によって懐かしいと感じるキャラクターは違うだろうが、子どもの頃、主人公たちに感情移入しながら毎週見ていたという人も少なくないだろう。しかし、原作との違いや歴史背景を考えながら見ていた人はどれだけいるだろうか?
そこで、世界名作劇場の主人公たちが生きた時代を、アニメや原作の内容、原作者の考え方などを織り交ぜながら解説してくれる本『アニメで読む世界史』(藤川隆男:編集/山川出版社)を紹介したい。
この本はタイトルに「アニメで読む」とついているものの、アニメの絵が使われている本ではない。世界名作劇場の舞台となった国々や主人公たちが生きた時代の世相、原作者が何を伝えようとしていたかなどについて歴史的な観点から解説した本で、挿絵がところどころにあるだけの読み応えある1冊だ。
■まずは『世界名作劇場』について知っておこう!
『アルプスの少女ハイジ』がアニメ放映されたのは1974年。今から40年以上前の作品であるにもかかわらず、未だに登場キャラクターがCMに起用されるなど根強い人気を誇っている。その翌年には『フランダースの犬』が、またその翌年には『母をたずねて三千里』が放映され、日曜日の夜は子どもが主人公の世界名作アニメが放映されるというパターンが定着した。ハイジの放映当時は『カルピスまんが劇場』と呼ばれていたが、この枠は後に『世界名作劇場』と呼ばれるようになる。
世界名作劇場は、地上波では1996年の『家なき子レミ』まで続き、その後2007年から2009年まではBSフジで3作品が放送された。つまり、足掛け35年もの間放送されてきたシリーズなのだ。そのため、初期と末期ではリアルタイムで見ていた層が違う。しかし、再放送で見たり、親が懐かしさから子どもにビデオやDVDを見せたりしたことから、古い作品を知る若い世代も多い。この本の『アニメで読む』というタイトルは、「アニメを思い出しながら読む」とか「アニメとなった名作を意識しながら読む」といった意味だと考えればよいだろう。
■ハイジもネロもマルコも特別な存在ではなかった!
この本に取り上げられている作品は『レ・ミゼラブル』『フランダースの犬』『家なき子レミ』『ペリーヌ物語』『アルプスの少女ハイジ』『小公女セーラ』『母をたずねて三千里』『家族ロビンソン漂流記――ふしぎな島のフローネ』『トム・ソーヤの冒険』『トラップ一家物語』の10作品。その舞台のほとんどはヨーロッパだが、アルゼンチンやオーストラリアなど南半球へ移動する話も含まれている。また、これら10作品の時代設定はすべて19世紀から20世紀初頭で、うち8作品の舞台はわずか30年ほどの間に収まる。つまり、同じ時代を生きた主人公たちの生き様が違う切り口から描かれているということなのだ。
19世紀といえば日本では幕末の頃。ヨーロッパも市民革命や産業革命、植民地争奪戦といった大きな変化が次々と起こる激動の時代だった。そんな時代背景があることを知らないと、どの作品も「ひとりの子どもが差別や貧困にも負けずにたくましく生きていく話」という印象で終わってしまう。その点どんなことが起こった時代の作品なのかがわかると、主人公はその時代を生きた子どもたちの代表であることがわかる。そう、ハイジもネロもマルコもその時代においては特別な存在ではなかったのだ。
■時代背景を知るとアニメも原作も見直したくなる!
今この文章を読んでいる人の中には、子どもの頃に世界名作劇場をリアルタイムで見た人や再放送で楽しんだ人だけでなく、昔を懐かしむ親たちにビデオやDVDで見せられた若い世代もいるだろう。しかし、どんな人でもこの本で作品の歴史的な背景を知ると、アニメや原作でどのように描かれていたのかを確認したくなるはずだ。
子どもの頃見た作品を大人になってから見直すと、その頃には気がつかなかった新たな発見をすることが多い。子どもは主人公に感情移入して主人公目線で作品を見るのに対して、人生経験を積んだ大人は周りのキャラクターの動きやセリフの裏にある思いを感じ取ることができるからだ。
例えば、ハイジに出てくるアルムのおんじの過去はアニメでは語られていない。そのため、村から離れた場所に1人で暮らしている理由も単に偏屈な性格のせいという程度で流されていた。しかし、原作の中ではその理由が語られている。実は、若い頃賭け事やお酒で身を滅ぼし、傭兵として外国の戦地に赴いた過去があったのだ。そのことによって、実際に人を殺したか殺していないかにかかわらず、村人たちに人殺しと噂され、村の中に住めなくなっていたという。とは言え、さすがに子ども向けアニメでここまでは語れなかっただろう。
また、意地悪なキャラとして知られるロッテンマイヤーさんについても、不思議に思ったことはないだろうか? ゼーゼマン家の雇われ人でありながら、クララのお父様やおばあ様からも敬語を使われていた。なぜ対等な立場で話ができていたのかというと、彼女がただ気の強い女性だからではなく、立場が家政婦ではなく教育係だったからだ。名家にふさわしい立ち居振る舞いを教えるのが彼女の仕事。ゼーゼマン家にふさわしい立ち居振る舞いを何も知らないハイジをいちから教育するのだから当然あのような態度になるわけだ。それを子どもにわかるようにアニメの中で説明すると、かえって魅力的でなくなってしまう。だから、アニメはあれでよかったのかもしれない。
ただ、このような背景を知った後でアニメを見直せば、アルムのおんじがただの寡黙なおじいさんでないことも、ロッテンマイヤーさんがただのいじわるなおばさんでないこともわかる。この本は、アニメ作品を懐かく感じながら世界史を学べるというだけでなく、自分がそういったことがわかる大人になったことも確認できる貴重な1冊でもある。
文=大石みずき
◆
(超耳)
>『アニメで読む世界史』(藤川隆男:編集/山川出版社)を紹介したい。
山川出版がこういう着想をする時代なんですね。
内容をちゃんと見ないとなんとも言えないですけれど、世界史にいろんなアプローチで親しんでもらおうとする姿勢はとても好感が持てるなあと感じます。
そういえば昨年だったかなあ、『母をたずねて三千里』を見たんですけれど。
マルコ・ロッシくんは塩ゆでスパゲッティを作って「父さん、パスタができたよ」と言っていました。1970年代にパスタという呼称が日本で通じたんですね。それとも絵があるアニメだから(パスタとはあれだなとわかるから)馴染みが薄くてもパスタという呼称で通したんでしょうか。
ウユニ塩湖を渉るシーンがあったりして、なんだか時代を先取りしているなあとも感じました。
大人になって見るとペッピーノ一座にすごく感情移入してしまいます。
子どもの頃はどうしてもロッシくんと同年代のフィオリーナに注目してしまうんですけど。初登場のとき屋根で人形を練習していた(違ったかな)ところも寂しげでした。大人の目で見ると、長女のコンチェッタはすごく苦労しているのが少ない登場シーンからもよくわかります。三女のジュリエッタはまだ小さくてほとんど状況がわからないくらいの年みたいで、これからコンチェッタやフィオリーナみたいに人生の苦労を若いうちから味わうのかと想像するとしんみりした気分になります。
関係ないけど画像を検索してふと思いました。ペッピーノさんはなんとなくジョジョに出てくるツェペリさんとスピードワゴンに似たところを感じさせますよね。いえ、泥鰌髭と帽子のせいなのはわかっているんですけど。
三姉妹の年齢やカラーリングは『よつばと!』に影響を与えていたりしないかしらん?
はっ!
『よつばと!』の綾瀬恵那(三女)の持っているぬいぐるみはジュラ……ジュラルミン!ちがう!ジュリエッタ!でしたよね。ペッピーノ一座の小さなジュリエッタと同じ名前です。偶然かもしれないですけど……「まさか! 『同じタイプ』…… 『同じタイプのスタンド』……」。
あずまきよひこさんも意識して三姉妹を描いていたのかも。
(たぶん小岩井とーちゃんがマルコ・ロッシくんなんですよ!)
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