できなくなることが増えたと認めるのはイヤなものですよね。
そんな人間心理もあいまって、免許証返上は難しいのかもしれません。
記事のケースでは大きな事故になる前に返上できてよかった。
悪気がある・ないでは済まされないこともありますよね。
私たちもいつ何かができなくなるかもしれません。
当たり前にできていることを感謝しつつ、そのときが来たら寂しさに耐える覚悟が必要なんだろうなあと思います。
◆
■「会話しながら運転しづらい」ドライバーの「認知障害」チェック法とは
(dot. - 09月29日 07:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=3638004
車で徘徊する認知症の高齢者をどうやって治療や免許の返納に結びつけたらいいのか。
「運転をやめる」選択をしたときに有効期限の残っている運転免許証を返納するのが、「運転免許の申請取り消し(自主返納)」だ。
警察庁によると、高齢者の免許返納者数は19万7552件(14年)。10年前の1万4117件(04年)の約14倍にもなった。自身での返納以外に家族が対応する場合もある。
2年半前、認知症の父(86)が車で徘徊したのをきっかけに、半ば強制的に免許を返納させたというのは、神奈川県に住む女性(52)だ。
父親の異変は80代から始まった。
母親と車で出かけた先で、行き先を忘れる、ウィンカーの位置がわからず操作に手間取ることが度々あった。
車体は電柱や車庫入れの際にぶつかった跡で傷だらけ。他人の車を傷つけたこともあった。
運転をどうやめさせたらいいのかわからず、「街ぐるみ認知症相談センター」(神奈川県川崎市)代表で、日本医科大学の北村伸特任教授に相談を持ちかけた。
同センターは文部科学省の助成を受けて07年に開設。12年からは同大学が事業を継続して、これまで延べ6500人もの人が訪れている。
相談に対して、臨床心理士などの資格を持ったスタッフが、生活状況をヒアリングし、もの忘れの状況について問診する。タッチパネル式のもの忘れチェックテストも実施。特別な心配事がなければ、半年後の来所をうながし終了する。得点が基準を下回った場合は、さらにテストを実施。「情報提供書」を作り、かかりつけ医につなぐ。
北村氏は振り返る。
「この男性には、10年秋にタッチパネルのテストより詳細な認知症のテストを受けてもらいました。その結果、30点中28点だったのでMCI(軽度認知障害)と判断しました」
生活にも支障が出始め、11年初めに認知症と診断された。
「傷だらけの車で僕のところに来ていたので、運転をやめるように説得しましたが応じてもらえませんでした」(北村氏)
その2年後、のっぴきならない事態が起きた。女性は言う。「母が目を離したすきに、夕方から車で出かけてしまって、捜索願を出しました。当時、私は両親と離れて暮らしていたのですが、母からの連絡でかけつけ、一緒に捜しました」
夜の11時半すぎにふらりと帰ってきた父に、「どこに行っていたの?」と聞くと、「わからない」と答える。
車で徘徊した翌日、これ以上、説得してもらちがあかないと思った女性は父を食事に連れ出し、そのまま警察署に向かった。
「父は抵抗せず返納の書類にサインしました。車も処分しました。後に『俺の車はどうした』と聞くことはあっても、時間が経つと、運転していたことも忘れるようで、そのうち車のことをしつこく聞かなくなりました」(女性)
同センターのように、医療機関や行政をつなぐ場所を増やすことが急務だろう。
男性がしたような運転操作のミスは、MCIに気付くシグナルになる。
「MCIのレベルであれば運転はしても構わないと思いますが、医師の診断を受けるきっかけにしてほしい」(北村氏)
いずれにしても専門医との綿密な相談が必要だ。
家族も状態を認識し、その結果、運転を続けられるのか、運転をあきらめたほうがいいのか判断する。それが高齢者による事故をなくす一歩になるはずだ。
■車を運転するときMCIかチェック
以前と比べて、変化したと思われる項目をチェックしてください
・車のキーや免許証などを捜し回ることが増えた
・曲がる際にウィンカーを出し忘れることが増えた
・何度も行っている場所への道順がすぐに思い出せないことが増えた
・車庫入れで壁やフェンスに車体をこすることが増えた
・駐車場所のラインや、枠内に合わせて車を止めることが難しくなった
・急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど、運転が荒くなった(と言われるようになった)
・車の汚れが気にならず、あまり洗車しなくなった
・洗車道具などきれいに整理しなくなった
・好きだったドライブに行く回数が減った
・同乗者と会話しながらの運転がしづらくなった
3つ以上の項目にチェックが入る人は要注意。病院への受診を検討してください。浦上克哉著『認知症の新基礎知識』(JAFMATE社)から
ログインしてコメントを確認・投稿する