ブラックだの超過労働だの、すべての原因は、企業の過剰なまでのお客様至上主義だ。
そういうと聞こえはいいが要するに「消費者の奴隷」なのだ。
社長や経営者は株主の奴隷、そして従業員はお客様の奴隷と言い換えればわかるかな。
社長は株主と株価しか見ておらず、社員はお客様とやらの顔色をうかがいながら
おっかなびっくりサービスや商品を提供している。
社長は株価の急落が怖い。防ぐためなら会計操作でも偽計でも首切りでもなんでもする。
社員はわがままなお客様の自分勝手なクレームやリクエストに戦々恐々で腰が引けた丁寧な電話応対を逐一録音しないと話もできない。
不景気が極まって「お客様は金を出しているんだから100円でも払えば客だ。
完璧完全24時間俺に合わせた理想のサービスをしろ!
なにできない?ふざけんな
責任者をだせ!
俺はお客様だぞ!たとえ100円でも客だ!とにかくいう通りにしろ!バカヤロー!」
こんな暴言をレジでわめいている気違いを見た方は多いだろう。
すべてこの「企業は消費者の奴隷であるべき」という世界でも日本でしかない変態Mサービスが原因だ。
すべてのしわ寄せは現場に来る。
あらゆる企業が同じストレスを感じて、すべてスパイラルで会社からコンビニを通り、家庭から
電機メーカー、携帯メーカーまでクレームの連鎖が連綿と続く。
オリンピックのせいで、この勘違いを”おもてなし”なんて言ってより徹底させようとする
馬鹿な政府に振り回されていよいよ現場のストレスは新幹線で油被るレベルになりつつある。
ひとたびサービスが止まり、電車が遅れようものなら巨大なクレームの津波がJRや地下鉄を襲う。
24時間体制のサービスで客の奴隷になんざなるからこうなるのだ。
2chの罵詈雑言を真に受けて製品開発に生かすからこうなるのだ。
プロでもない客のしょうもないリクエストを一生懸命聞いて取り入れようとするからこうなるのだ。
全部やめちまえばいいのだ。
いちいち客にへりくだって商品を売るな。
レジ打ちはすわれ。袋はマイバッグを持ってこさせろ。
日曜か平日に業界示し合わせて床屋みたいに休め。
ネットのクレームやリクエストをいちいち真に受けるな。全部破り捨てろ。
客は自分のなりたいものがわからない子供のようなもの。
客のほしいものはメーカーにしか作れないから売れるのだ。客に聞くな。自分で考えろ。
スーパーは爺警備員をやめて全員屈強なガードマンにスーツを着せろ。
馬鹿がわめき散らしたら連れ出せ。
そして一番大事なこと。
自分自身が客であるなんて言う傲慢をやめて、売っていただいてありがたい。という
店舗にサービスを提供していただいた感謝の気持ちをもて。
一人ひとりがこうなることで、現場のしわ寄せは逆スパイラルで消えていくだろう。
実例を書こうか。
かつて男優で急に成り上がったころ、若くて調子に乗っていたから、
親と買い物に行ったとき、つい小銭をトレイに放り投げた。
あとで親にあんな買い方をした商品はいらない、と言われた。
親もレジ打ちを十年以上やったから、嫌な気持ちになったと。
レジ打ちをしている人も人間だ。顔には出さなくても、必ず心になにか残っている。
それから会社をやるようになって、だんだんと気持ちが変わって
うちは熱心なファンの方に支えられているので多くのリクエストが来るし、
業界仲間にもねたまれて陰口を言われたり、いろいろあった。
DVDが売れなくなったころはいろいろリクエストに応えようかとやっていたが
最近はもう全部やめてしまった。
リクエストは過去の刺激でしか生まれていないからだ。
例えばマイケルジャクソンのスリラーがよかったから、今別の歌手で似たようなのを作れとか
ゲイトリヴァーブを生かせとか、要するに今あるものの延長でしかないんだな。
お客さんは2008年のリーマンショックごろから自分の見たいものすらわからなくなってしまった。
iphoneも典型だけど、あれは客のリクエストで生まれてない。
ジョブスがイメージしたものは誰も想像できなかった。
商売とはなんでもそうで、ほしかったものが現れても、ほしいと思わせないと買われない。
演出まで合わせての新商品で、それを客に聞くようではお先真っ暗。
そういうわけでお客さんの奴隷になるのはやめた。
お客さんの奴隷になりたがっているamazonからも商品が削除されたのでそれも後押しした。
うちの商品がほしければ、うちのサイトでしか買えない。
殿様商売でなく、ほしい人は買ってやるよ、という安易な気持ちで簡単には購入できない。
ネットって実際新しいサイトで買うのはかなり勇気がいるから、ついDMMやamazonを使う。
これは殿様商売ではできないから、メーカーはみんなDMMやamazonにへりくだる。
そしてメーカーは販社の奴隷になっていくのだ。
不況の関係で値上げもした。不安だったが逆に売り上げが増え、
1000円の商品を買ってクレームのメールを送ってくるような人もいなくなった。
実に不思議なことだが、私も気が楽になって、あらゆる買い物で
売ってくれて、サービスを与えてくれてうれしい、ありがとうございます。と自然にいうようになった。
さらに売り上げが上がってきた。
そんな時海外に行った。
海外は日曜日はあらゆる店舗が休業である。
宅急便もない。タクシーや電車がいきなりストで全部止まったりする。
いくら札束を出してもなしのつぶてである。
そんな中路線バスに乗れたり、ホテルに泊まれたり、水を買えたらこんなありがたいことはない。
自然と、サービスに対するありがとうの気持ちが強くなり、
”俺は客だ”という日本というか、AV業界にありがちな調子に乗った気分がどんどん消えていくのを最近感じている。
現場ではいまだに”女優は来たんだから文句言わず仕事しろ”とか、”遅刻してきやがって”
とかそういう気分の連中が多いが、そのたびにいうことにした。
「契約で来たから当然やるんじゃない、いくら契約でも、うちはやっていただく、なんだ。その気持ちを忘れるな」
という。
素人男優は相変わらずで「来たんだから早く出番に出て、すぐ帰らせろ、ブツブツ」
なんていうのがものすごく多い。
こういう癖がブラックを生んでいるのじゃないか?
自分の労働環境の悪化を呪うなら、自分の客としての立ち居振る舞いを一度チェックしてほしい。
当たり前のように24時間店舗を使ってないか?
0時に客が多いから営業するのだ。
あらかじめ買っておく、とか自炊する、とか工夫してみよう。
一人一人がわがままな暴力客、から
サービスを提供してありがたく思える人
になれば
自然と無理な労働は減っていくと思うけど。
年金も社会保障もすべて分厚すぎて受益者の奴隷になっているから、
しわ寄せが提供者にきているのだ。
できる範囲でやってみよう。
それでも信じられない、という人は、人の敷地を掃除してみよう。
会社の門前を掃除してみよう。
気づいたら隣のビルの前も掃除してみよう。
それだけで”気持ちの持つ意味”がわかると思う。
■あなたの会社はどうですか?1割を超える企業で過重労働の従業員アリ
(QLife(キューライフ) - 07月01日 18:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=221&from=diary&id=3494795
ログインしてコメントを確認・投稿する