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2015年05月19日23:44

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もう一回、原子炉の基本特性を解説しますね。

基本的な知識がないまま停止だ反対だと言ってもしょうがないでしょう。
「即時停止は意味ありません」

1)燃料棒が使えなくなるまで、運転させれば数年、させなければ数十年
2)運転しても停止してもリスクはほぼ同じ
3)使いかけの燃料棒は取り出せません。

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1)燃料棒が使えなくなるまで、運転させれば数年、させなければ数十年

燃料棒は、原子炉に放り込んで活性化させるまでは、ほとんど不活性です。
だから、こういう写真が撮れます。

燃料棒の中のペレットの写真
http://vb.bdr1.net/image/14/08/images_rzbc.jpg
多分、人形の手とかではないはずです(笑。

で、一度活性化してしまうと、今度は停められません。
ガンガン熱と放射線を放出します。
この状態で発電をするんですね。
数年かけて、約1/10程度まで熱と放射線が低下しましたら、
福島第一の4号機で話題になりました冷却プールへ移動され、
さらに数年かけて冷ましたあと、さらに別のプールで10年ほど冷却します。
(燃料の種類や施設により多少差が出ます。)
一方、制御棒を突っ込んで「運転停止」の状態でも、少しずつ熱と放射線は放出しており、
寿命が来て冷却プールに移せるようになるで、数十年以上かかります。


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2)運転しても停止してもリスクはほぼ同じ

運転していても停止中でもリスクはほぼ同じ!と言われるのは、
地震を感知すると、瞬間的に制御棒が投入され、1分以内に「停止状態」になります。

福島第一原発では、制御棒が降りた後、冷却の手段がなくなりました。
冷却水が蒸発して燃料棒の融解まで約5時間ですので、
1分の差は誤差に近いと言え、「ほぼ」同じの根拠はここになります。

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3)使いかけの燃料棒は取り出せません。

使いかけの燃料棒は、放射性が高すぎて取り出せませんので、
取り出して停止もできなければ格納容器外部での保存もできません。
冷却用の水も放射能を帯びますので、
放熱が高い状態で格納容器の外に出せば、
次から次に放射性の蒸気が発生してしまい、手に負えない事態になります。
このため、格納容器の内部の水は、基本的には隔離された状態で循環しています。

取り出せるのは、唯一、「燃料棒の寿命が来た時」だけです。
停止中の原発の廃炉するには、基本的には燃料棒の寿命待ちということになります。

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4)結論として、


燃焼させた場合 → 危険状態が数年
停止させた場合 → 危険状態が数十年


ですので、「即時停止させても意味ない派」が存在するわけですね。
っていうか、正直なところ、意味ないどころか長びくだけです。
反原発運動やるなら新規燃料の投入阻止のほうが科学的でしょうね。

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ちなみに、うちの嫁にこれを解説したところ、
「気持ちの問題!」と論破されました。
気持ちの問題なら、やらんことには治りませんね・・・。

個人的には、原発は好きじゃないです。
単純に、細部に人の手が及ばない機械を好まないというのもあります。
もちろん、核抑止力まで絡めるなら、必要悪というのは理解します。
まあ、ここでは個人の好みというところで止めておきましょう。


■差し止め執行停止認めず=高浜原発の仮処分―福井地裁
(時事通信社 - 05月19日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3424121
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