ビデオなどの証拠について、考えたことがありますか。
例えば、あなたが自動車に轢かれたとします。
横断歩道が青で、自動車側が赤。目撃者いませんが、車にはドライブレコーダーが付いていました。
「目撃者なんかいなくても、ドライブレコーダーの映像があれば一発だろ!」
ええ、そうですが、現状、裁判などでは
不利な証拠を提出する義務がありません。
「やましくないならドラレコ見せられるだろ!やましいから見せられないんだ!」
ええ、そうなんですが、実際の裁判では、
「ドラレコの映像は資料として提出しませんが、
私は正しく歩行者が信号無視しました」
という主張と、あなたの主張は同じ重さで扱われます。
最近、複数のスーパーで防犯カメラが、
「客が自分で袋詰めをする場所」を意図的に避けて撮影していることに気づきました。
「なんでだよ!袋詰めの場所も撮影しとけば、トラブル防止になるだろ!!」
はい、そうなんでしょうけど、店がそれをする義理はないんですよね。
もし客同士の窃盗などが起こって、スーパーに防犯カメラの照会を求められても、
スーパーにはいい迷惑ですし、別の客からは
「なんで私の姿を部外者に見せるのよ!!」
と怒られるかもしれません(個人情報)。しかし、かといって、
「部外者には見せられませんので・・・」と言ったところで、
「おたくの敷地で犯罪被害にあったんだぞ!誠意を見せろ!」と納得するはずもなく、
ならば最初から映さないほうがよろしいという判断なんでしょう。
歩行者を横断させるために横断歩道の前で停車したAさん。
しかし、Aさんを追い抜いてBさんが歩行者を跳ねます。
Bさんは歩行者が物陰から左右確認せずに飛び出してきたと主張し、
歩行者はAさんに証言を求めたのですが、Aさんは
「私にはわかりません。見てません。」と、答えました。
これは、私が歩行者をさらに後ろから見ていた事故なんですが、
AさんはBさんの行動を止めるためにクラクションまで鳴らしてるんですよね。
そんないい人(?)が、事故になった途端、
関わり合いを恐れて証言をしなくなったわけです。
証拠ってけっこう曖昧なものです。
万引きの冤罪にあって、犯行の瞬間が写っていなくて安心、と思ったのもつかの間、
「その場所にいた=犯行が濃厚!」
とされた例もネットではあります。
証拠があれば、防犯カメラがあれば、目撃者がいれば、
事件は簡単に収束するか?というとそうでもないんです。
刑事番組ではビデオ映像から簡単に細部をアップにしますが、
あれは基本的原理的にありえません。
もし警察だけはそれが出来たとしても、「誰にも再現できない復元技術」と「捏造」は、
区別ができないことをご理解いただけるでしょうか。
皆さんも、普段から、防犯カメラなどを警戒しながら行動する必要がありそうですよ。
■全過程「可視化」17%=20倍の575事件―昨年度、警察取り調べ
(時事通信社 - 04月23日 11:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3385385
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