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2015年04月11日01:46

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北方領土の返還は正直微妙。

北方領土は、竹島や尖閣諸島と比較すると
ちょっと日本の立場が弱いです。


第二次世界大戦当時、もともとソ連との間には日ソ中立条約がありました。
お互いに攻めこまないでいようね、という条約です。

日本(ドイツ・イタリア)対連合軍の「連合軍」にソ連は含まれているのですが、
当初日本と戦争をしていなかったのはそのためです。
ところが、米英がソ連に「いいから攻め込んじゃいなよ」とそそのかしたため、
ソ連は終戦間際になって条約を破棄、日本へ攻めてきたのでした。

1945年8月14日に、日本は公式に降伏を申し入れました。
現在は8/15が終戦記念日となっていますが
これは天皇の玉音放送を記念してのもので、対外的には8/14に休戦の申し入れをしています。

この休戦の申し入れはあくまで合意であり、契約ではないので、
ソ連はこの後もグイグイと侵攻してきており、
日本軍もそれに対応して応戦しつつ無条件降伏の条件であった地域まで撤退しています。
(無条件とは日本が条件を出せないという意味で、逆はてんこ盛りです)


この時に北方領土でも防衛戦が発生していて、非常に数が少ない日本の守備兵がよく奮戦し、
大軍といっていいソ連軍を食い止めています。
もしここを守ることなく撤退していれば、
北海道の東半分はソ連領になっていただろうと言われています。
旧日本軍というと悪いイメージが大きいのですが、
少なくとも北方領土防衛戦において彼らの活躍がなければ、
今の平和な日本はなかったといっていいでしょう。

その後、月が明け、9/2になってようやく連合軍との間に調印文書が交わされ、
世界的には9/2が終戦記念日となっているところが多いのです。



ただ、国際的な観点で見ると、日本には少し不利かもしれません。

・降伏文書調印までの停戦合意は、破っても大きなペナルティが歴史上ないこと。
 (当事国が武力で仕返しすれば別ですが)
・条約の破棄も、単に国家間の信用にかかわる問題であるに過ぎず、
 A国がB国に対し違反したからとって他がなにかしてくれるわけではないこと。
・サンフランシスコ条約で「千島列島」の放棄を明記して条約を結んでおり、
 地理学的に「北方領土は千島列島の一部」であるのは明白であること。

ですので、ソ連時代に売却の話が出た時に、買っておくべきだったかもしれません。
その時に買わなかったのは、
「不当に奪われたものだから金を払う必要は無い」
という面子の問題でした。
確かに一理ありますが、ソ連の顔を立てつつ実益をとるという手もあったのではと思います。

親日派であるプーチンが、現在経済制裁で現金を必要としていますので、
ある程度日本の無理が通る可能性が高い点では今は確かにチャンスかもしれませんね。
日本の政治家が、柔軟に、後世に良い結果を残してくれることを期待します。


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以下余談です。

この北方領土が奪われた過程は間違いなく悲劇なのですが、
(そう言い出すと戦争そのものが悲劇ですが)
よかった面が一つあり、このソ連の動きで米英がソ連に対する警戒を強め、
ドイツのような分割統治が行われずにすんだのです。

っていうか、条約破りをそそのかしたのが米英なら、
その結果のソ連の動きをみてドン引きしてるのも米英という、
あいつら何したかったんだというね・・・。

さらに遡るなら、WW2は直前まで次はソ連VS連合軍で行われると予想されていました。
ソ連は危険な(と思われていたっていうか結果的に危険でしたが)社会主義思想を持ち、
勢力を拡大しようとしていたからです。
ドイツの愉快なちょびひげと日本の不愉快な軍閥がおかしなことをしなければ、
そういうことにはならなかったはずなのに、そういうことになるのが
歴史の必然であり面白いところですね。


■領土返還へ世論喚起=山口北方相
(時事通信社 - 04月10日 13:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3364876
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