先月末のこと。
某書店で「この本」の存在を知ってしまった。
ん〜、コレは買っておかんとな…。
しかし、お店に尋ねると「在庫無し」で「要・取り寄せ」なんだそうな。
この書籍、おそらく数年後には、またも「Premium な存在」に掲げられ、その中古本は高額で取り引きされてしまうような気がする。
うん。
そうなる前に、入手すべし!
そんな訳で取り寄せ注文し、先日(12/08)漸く入手できた。
ソレがコレ!
我が教祖、故長岡鉄男氏の著書「現代に蘇る、究極のオーディオ 観音力」だ。
我が教祖が亡くなられてからもう14年以上も経つのに、未だ彼が発表されたもの、その記述の類いが編集し直され、こうして新刊が登場するという「超絶的」な Audio(音響機器)評論家がこの長岡鉄男氏だ。
その言葉(評価)の多くは辛口だったが、 Audio の Hard & Soft(音響機器のみならず、Record や CD も…)の評価に留まらない、その当時の時事をも絡めた Column(コラム)の数々…。
長岡鉄男氏ならではの独特の Humore も含めた面白い記述の数々は、いつも我々を楽しませてくれたものだ。
そして「長岡鉄男」と言えば、何と言っても「自作 Speaker の天才」として君臨し続け、数え切れない程に多くの Speaker を発表した。
度肝を抜くような奇抜な Idea で創造されたその Speaker の多くは、その音も形も、大手 Maker 製のソレとは「次元が異なる世界」で我々を魅了し続けた。
その Enclosure(Speaker の箱)の全ては、誰でも作られるようにと、全国の何処でも入手可能な(サブロクの)合板を材料としている。
その合板から板取り(裁断)する為の図面が凄い。
ソレはもう怖いくらいに「無駄が無い」という緻密な設計で1枚の合板を使い切るという、常に Low Cost & High C.P. の思想を貫いていた。
だから、彼が新作を発表される度に全国でその Copy が生まれる。
もう大手 Maker 製の超高級 Speaker には目もくれず、長岡鉄男氏が発表した Speaker のみに徹する Mania は全国に数知れず…。
もうこうなってくるとソレはまるで「宗教」の世界で、彼の Fan の事を、いつからか「長岡教」と呼ばれるようになった。
Audio や音楽を楽しむ考え方は勿論なのだが、その奇抜な発想力や、Idea を具体的な形にしてみせる考え方、その独特の Humore による記述や表現力など、この私にも多大な影響を与え続けた人物である。
そんな訳で、多分に漏れずで私も長岡鉄男氏を「教祖さまぁ〜」と崇める長岡教の教徒(?)だったりする。
そんな我が教祖が亡くなられてからもう14年以上も経つのに、未だに彼の著書が新刊で出て来るんだから、やっぱり凄い!
その裏表紙がコレ!
やっぱり「長岡鉄男」と言えば Fostex だよね〜。
他の Enclosure(Speaker の箱)では全く使い物にならない、我が教祖が設計した B.H.(Back Loaded Horn)Speaker 専用の「超強力 Unit」の数々を提供し続けてくれる Fostex の広告だ。
FE103 の「50周年記念限定 Model」かぁ〜。
コレも後には「マジかよ?」な高値で取り引きされるようになるんだろうな〜、きっと…。
表紙を捲れば、在りし日の教祖様。
そして、以降の Page は…
おぉ〜!
おぉ〜おぉ〜 !!
…な記事が満載状態。
特にコレがもう「涙ちょちょ切れ…」なくらいに嬉しい特集記事だった。
月刊誌「STEREO」の1996年4月号に掲載された、あの究極の Monitor Speaker "SS-66"(愛称:モアイ)の特集だ。
そうそう、この中表紙のとおりで…
「事の発端は、フルートの第一人者、加藤元章氏が『方舟』の音に感動して、モニタースピーカーを長岡鉄男氏に発注したことだった。加藤氏の依頼を受けて、長岡氏はレコーディング現場を訪れ、作業と部屋の状況をつぶさに観察。かくしてモニタースピーカーの名作、SS-66モアイが誕生した。」
…という経緯のソレ!
その加藤氏のホウガイな要求が凄い。
その要求とは…
1.「方舟」の音質がそのまま欲しい
2. 小型 Monitor + Sub Woofer という Style でいきたい
3. Main は 14〜16cm Full Range + Horn Tweeter で
4. Fluteの音域に Cross Over を持たない
5. f特は 40Hz から 25kHz まで Flat
6. 低域は振動板の振動で再生したい
7. Main の外寸は 250×300×450mm を基本
8. Main だけでも Monitor 使用可能
…という滅茶苦茶なもの。
記述の「方舟」とは、我が教祖の自宅敷地内に建てられた Listening Room(聖地?)のこと。
当時の記事を見ると…
「こんなの無理だ!と、誰もが思った。長尾鉄男もそう思った…が。」
「最初はこれは無理だと思ったのだが、画期的なアイデアが浮かんで突破口が開けた。」
…という事で、その「加藤氏のホウガイな要求」の全てを満たし「大成功!」したのが、この "SS-66"(モアイ)だった。
アレからもう18年…。
加藤氏のモアイは更に進化し続け、今でも Professional Monitor Speaker として活躍しているそうだ。
その近況や、工作方法、使いこなし、加藤氏からの Advice の数々も新たに追記されている。
コレはもう「お宝」な記事だわさ!
上記の記事の他にも…
長岡鉄男のスピーカー理論
長岡鉄男のオーディオ理論
…といった基礎知識から「初心に返る」ことが出来る記事も盛り沢山。
ん〜。
この「現代に蘇る、究極のオーディオ 観音力」も私にっとての「永久保存版」に決定ですわ!
やべぇ〜、また Speaker を作りたくなっちまったぜい…。
ログインしてコメントを確認・投稿する