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2014年08月14日09:00

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一人勝ち2

一人勝ちの話は以前書きましたが、私の知る一人勝ちの話がもう1例あります。
ある会社で、「前任者が創意工夫して仕事の作業量を半分程度にしたものをそのまま引き継いで」自分だけ楽した人の話です。

まず、状況を説明します。
・ある会社で、本社は事務機能のみ、支社には工場(生産機能)と事務機能が
あります。
・支社では伝統的に「普段は工場で生産に携わっている人が順番で3ヵ月間くらい支社内の事務部門に勤務して事務を手伝う」ということをしています。
・週に2回くらいの午後のみ、本社の事務部門の係が、支社の事務部門を訪れて事務の手伝いや管理を行うということをやっていました。

私の知る「一人勝ち」は、こんな状況でした。
・当時は、ウィンドウズ98は発売されていましたが、まだ「紙で報告文書を提出する仕事」も多く、ワープロはほとんどの人が扱えるけど「パソコンを使った仕事」は、よっぽどパソコンに精通したした人が行うという時代で、まだまだ昭和時代の仕事が色濃く残っている時代でした。
・さて今回の登場人物のAさんは、支社である埼玉工場で事務部門所属で統計作業を担当していました。
・工場勤務の全員について、1人1枚の紙があり、毎日の生産個数などが記録されているものがあります。
・Aさんは、当時月に10種類の統計報告を抱えていました。
・1例を言うと、月に1回、1人に読みあげをお願いして2人で紙に「正の字」を書いて集計して、最終的に報告用紙に転記するということを長い間続けていました。
・当時は、徐々にエクセル、ワードは「一般の人でも何とか使う」ようになってきていました。
・その読み上げには、工場勤務の生産部門から来ている人に手伝ってもらっていますが、事務部門の他の人からは「他の事務もやらせたいから読み上げに使うな」と言われたり事務部門内の派閥争いもからんで、他の人に頼るのも難しいと思い、1人でできるようにしたいと考えたAさんは、とりあえず、エクセルを使用して、報告文書の様式を作成して正の字を書いて出した数字を入力して印刷して提出するようにしました。
・さらに効率化を目指したAさんには、運よくプログラマーの友人がいました。
・友人にいろいろ聞いたり、手伝ってもらったりして2ヵ月くらいかけて完成
・内容は「工場の部門ごとに1ヵ月間の日付欄に、この日に従業員田中さんがAという部品を何個、Bという部品を何個作成という紙で示されたデーターを入力することで、最終的に埼玉工場はA製作部門はCという部品を何個作成、それを合計して埼玉工場は1ヵ月間にCという部品を何個作成」というという本社に送る報告文書がそのまま完成するものです。
・それが完成したのがある年の12月。最初の数ヵ月は従来の紙での統計とパソコンでの統計と両方やっていっため、逆に忙しくなりましたが3月くらいからはパソコン1本で業務を行うようになりました。
・また、Aさんは、改革者精神を発揮し、従来は統計業務は「口伝え」で分かりやすいマニュアルなどありませんでしたが、Aさんの抱える10個の報告文書に関して紙に書くマニュアルを作成しました。
・それもあり、それまでは19時くらいまでは職場で勤務するのが当たり前となっていましたが、18時には職場を出ることができるようになりました。
注)工場での最終製造が終わるのを待って、その日の集計をとるので、17時に職場を出ることはAさんはしませんでした。
・またAさんは、時間的余裕ができた分、他の人の業務を手伝ったりしたため、職場を出る時間は18時から19時くらいと周りの人から見れば、パソコン化する前も後もさほど変わりませんでした。

その2に続きます
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