瓦葺きの二階建ての家が立ち並ぶ、北関東の小さな町。
瓦屋根が夕日を反射して赤く輝く中、990型軍曹テロロボひきいる945�儼織謄蹈蹈棕械蛎里函■坑坑扱織謄蹈襯后璽聴貘里�らなるテロロボ小隊が、乗用車二台が、やっとすれ違える道を、一列縦隊で、北へ、進んで行く。
テロロボとテロルスーツは、「ガンダムのザク」や「ボトムズのスコープドッグ」に似た丸い頭部をしている。
古式ゆかしく、火の見やぐらの半鐘が、カンカンカン、カンカンカン、と打ち鳴らされて、町の人々に危険を知らせる。
装甲板に夕日を反射させて赤く輝きながら、テロロボ小隊は町を通り抜け、北の山へと進んで行った。
彼らの攻撃目標は、新潟県の原子力発電所から東京へ電気を送る50万ボルト高圧送電線鉄塔だった。33体のテロロボが、数キロにわたって散開し、それぞれ一本の、高さ50メートルほどの鉄塔の下に張り付くと、その根元に、一斉に真紅のレーザービームを照射し始めた。
ほんの一分もかからず、33本の高圧送電線鉄塔は倒され、引きちぎられた50万ボルト高圧送電線が青白い火花を散らした。
遠く離れた東京では、日没と共に灯った街の明かりが、一斉に消えたが、北関東の町の灯は消えない。原子力発電所の電力は、途中の町や村を素通りして、東京や埼玉のビル群や団地に供給されているからだ。
東京でも、全ての救急指定病院と、ゴールデン街には、あらかじめ小型反粒子発電機を勝手に配置して、停電しないようになっていたし、JRは国鉄時代から、自前の発電所の電気で電車を動かしていたので、この攻撃による損害は案外少なかった。
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