小説「存在の耐えられない軽さ」の作者で
チェコ出身のミラン・クンデラ氏が
チェコ・スロバキア時代、秘密警察だった疑惑が浮上したことがある。
ソ連の衛星国の体制はどこの国も似たり寄ったりであったに違いない。
密告制度を導入し、反体制的な者を警察に売るのは当たり前であった。
親を売る子供さえいた。
学校で、教師に徹底的に洗脳された子供ほど政府に忠実であった。
もっと怖いのはつるし上げ大会である。
集会を開き共産党幹部に指名されたら反体制的な者の名前を挙げなくてはならなかった。
名前を挙げなければ自分が収容所に入れられてしまうため
誰でもいいから適当な名前を言うことになる。
こうして市民同士の絆を断絶させ、お互いを監視させた結果
誰もが本心を話さなくなり、誰も信用しなくなる。
社会主義国の真の恐怖はここにある。
1960年代イギリスのテレビ・ドラマに「プリズナー・ナンバー6」というのがあった。
これはソ連の内部事情を映し出したドラマで日本でも放送されたが
日本ではソ連の実態を暴いたものとは認識されていなかったようだ。
私はケーブル・テレビでその番組を見たことがあるが、
どう見てもソ連をモデルにしたドラマとしか思えなかった。
内容はイギリス諜報部員がある組織に拉致され、
イギリスとスペインの間にある島に軟禁され監視されながら
市民生活を送るというもので
当時のイギリス人は、ソ連の実態について
それなりの知識を持っていたことがうかがえる。
ほとんどのソ連の衛星国が崩壊した今も
旧ソ連の体制維持の方法論を実践しているのが北朝鮮である。
この国の指導者は一体いつまで時代錯誤を続ければ気が済むのだろうか?
日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『プーチンの愛国教室』をレビュー!
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=141&from=diary&id=8982161
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