「National(ナショナル)」というブランド名で英語圏に行くと、そのロゴが意味するものや、海外での現地の立ち位置とのギャップで思わずツッコミを入したくなりますよね。
英語圏で「National」といえば、真っ先に思い浮かぶのは「National Car Rental(ナショナル・レンタカー)」をはじめとする、アメリカの巨大なレンタカーチェーンや、金融・インフラ系の堅苦しい企業名、あるいは「国営・全国的」という極めて一般的な単語そのものです。
そんな英語圏の感覚で「National」と大きく書かれたカタログやパンフレットが置いてあったりすると、向こうの人は「えっ、何これ? レンタカー会社の案内? それとも国家のパンフレット?」と本気で勘違いしかねません。そこに日本のあの懐かしい赤や青のフォントで「National」と鎮座しているのを見ると、「いや、ここでパナ(パナソニックの前身ブランド)のカタログ置くんかい!」、あるいは「家電じゃなくてレンタカーのパンフレットかと思ったわ!」という強烈なミスマッチに思わず突っ込みたくなりますよね。
日本国内では「生活を支える安心の家電ブランド」として絶対的な染み込み方をしている名前が、ひとたび海を渡るとまったく違う文脈(あるいはただの一般名詞)になってしまう、このグローバルな看板の「ねじれ現象」もまた、海外展開をしていた日本企業ならではの味わい深い小ネタですね。
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