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2026年09月21日17:51

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シン・ムーローマサーガ最終草稿1

 2025年9月30日(火)、巡宙艦(注1)タマに乗って、火星から、地球の静止衛星軌道へスペースリープした、はずのテロリン国のテロリン総統(注2)は、「神」のミスで?(注3)地球そっくりな惑星の静止衛星軌道へリープしてしまった。
 その日は、タマ搭載の直径14・5mの反重力飛行円盤512機のうち64機に適切な間隔で、高度400�劼魘傍案纂�回させる事によって惑星の全表面を常時観察できるようにし、タマと90度ずつ離れた赤道上空3万6千�劼烹概,裡隠粥Γ�m円盤を静止させる事によって、惑星の、タマの静止する面の反対側の映像も見られるようにする作業と、撮影映像の分析に費やした。
 高度400�劼�らは半径2000�勸未�見渡せ、14・5m円盤の搭載カメラは、真下の2・5�兒擁�以上、視界の果ての12・5�兒擁�以上の物体を識別できる映像を撮影できる。
 円盤は、幅14・5m、長さ58mの、太陽光発電パネルと電波傍受アンテナ4枚を広げていたが、通信・放送電波は一切検知できなかった。
 熱線感知カメラによって、惑星の最高気温は、ほぼ50℃以下、最低気温は、ほぼマイナス50℃以上、と言う事が判り、スペクトル分光分析によって、惑星の大気組成が、新生代第四期以降の地球と、ほぼ同じ、なのが判った。
 陸地と海の面積比率も地球とそっくり、最寄りの恒星のスペクトルも、見かけの大きさも、地球の太陽の太陽と同じ。公転面に対する地軸の傾き角度も、地球と同じ。
 衛星も、地球の月と、ほぼ同じ大きさのが一つ。 
 「これでは神様が、間違えても仕方が無いな」とテロリン総統はつぶやいた。
 しかし、大陸の形が、地球と全く違う。そして、翌日までに判明した事だが、この恒星系には、恒星が、もう一つ存在した。この恒星系の主星は大きさが我が太陽系の太陽と、ほぼ同じ。この惑星も第三惑星、なのだが、天王星軌道の辺りに、木星より少し大きめな、赤色矮星が一つ、あるのだ。しかし距離が遠く、赤色矮星が小さめなので、第三惑星からは明るい星、にしか見えなかった。
 10月1日(水)、巡宙艦タマが転移した静止衛星軌道の経度上、最北端が北緯55度、最南端が北緯25度、東西6666�劼梁舂Δ如�異変が起きた。
 それまでの観察で、その大陸には、地球人に酷似した知的生命体、約1億個体以上が住んでいて、文明レベルは、地球の18世紀後半程度なのが判明していたが、その大陸の、北緯35度付近にある、人口100万人以上の大都市、「ムローマ市」(市の名称は翌日、判明)が、約10万人の大軍の、水陸からの侵攻を受けたのだ。
 侵攻した軍勢の中には、1853年に江戸へ来航した、ペリー艦隊の蒸気船とほぼ同じ大きさ、同じ形(レシプロ蒸気機関1基、外輪2基、帆走マスト三本、2000トン級)の蒸気船が3隻、含まれていた。
 蒸気船はムローマ市の傍を流れる大河の下流25�劼曚匹痢�幅3�劼曚匹硫聾�から河を遡り、河幅が1�劼曚匹砲覆辰討い襦▲爛蹇璽淹圓両詈匹�ら2�劼曚匹寮邊澆泙巴�すると、大砲で市内を砲撃し始めた。
 ムローマ市の側も、蒸気船が市に接近する前に、河口で、三本マスト帆走戦艦5隻で迎撃していたが、蒸気船側は大型の帆走戦艦6隻も同伴していたし、蒸気船は装甲板で覆われていて、ムローマ側の砲弾は爆裂弾ではなく、単なる鉄球なのに、蒸気船側が発射するのは火薬入り爆裂弾だったので、ムローマ艦隊は全て撃沈されてしまった。
 ムローマ市の城壁へ迫った蒸気船に対する市内からの砲撃も、やがて爆裂弾で制圧されてしまった。
 一方、城の北側、西側の陸上からも、約4万名以上ずつの軍勢が迫り、各2万名未満のムローマ軍は、苦戦していた。
 「これは、蒸気船側の勝利確定だな。しかし蒸気船側が地球だったら50年ほど、城側より技術が進んでいるな」テロリン総統はつぶやいた。
 2へ続く
 
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