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2026年06月27日08:36

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お前が悪い

マーティン・スコシージの初期作品、Alice Doesn't Live Here Anymore(邦題:アリスの恋)を観てきたのよ。この映画、アタシが映画を観始めるきっかけになった中学と高校の春休みに大阪で観たエクソシストの次にエレン・バースタイン主演でスクリーンやキネマ旬報でもいい映画!と言われてたような覚えもあるけど、日本公開当時は観てなかったのよね。伊勢に来なかったのか?それともただみなかっただけなのかは覚えてない。これと同じ時期の「ハリーとトント」も売り出されてたけど観てない。1974年アメリカ公開なので当時のアメリカの雰囲気がムンムン。

予告編はこれ。


観ての通り、「ワーキングクラスのアメリカ人女が男運が悪く、旦那が死んだ後12歳の子供を育てながらDVの男に巡りあったりしながら『自分は歌手だ』と言ってるのにウェイトレスの仕事で糊口をしのいでいる」ってお話なんだけど、男運の悪さも子育てが大変(今だったらADHD等の発達障害と診断される男児)なのも、ぜ〜んぶ「それはお前が悪いわ」ってところがいっぱいだった。ってか70年代のアメリカの女ってこんなんだったの?と思う。

ってのもさ、「男に出会って、男が面倒みてくれるとおもってたのに違った」というセリフが出てきて、へ?何を期待してるの?って思うところがいくつか。しかも自分は察してちゃんでちゃんと何が欲しいか言わない。子供はちゃんとしつけを受けてないので他人がダメだということを平気でして、それがBFに怒られると烈火のごとく怒って男の家から飛び出す、とかさ。

映画の設定でも高校出てホテルのラウンジで歌手やってたけど、(コーラ配達のトラックの運転手と)結婚して専業主婦になってので旦那死亡後は職歴がなく困る、って場面も。この「男に期待する」作法、アメリカも70年代まではそうだったのね、今じゃ考えられないけど。今、日本は過渡期なのでまだこうやって「全てを男にTake Careしてもらいたい、でもそれは自分でちゃんと言えない、だってやりたいこともはっきりわかってない察してちゃん」の女もいっぱいいるわよね。いや〜、早く淘汰されろよな、って思う。

欧米でもほんの50年前まではこんなんだった、って考えると、女の本性はここにあるのか?とかも思う。もっとしっかりしろよ!

しかもさ、上映前のお話によると、エクソシストの好演でワーナーブラザーズがエレン・バーンスタインに「自分の好きな映画撮っていいよ」と言ったので彼女が自ら選んだ脚本。そして監督は紹介された駆け出しのマーティン・スコシージにして、最初に「映画は女性視点で撮りたい。アナタ、女性のことどれくらいわかってる?」と聞いたとか。しかも彼女今91歳だけど、今でも「あの映画のおかげで私も目覚めた」とか同年代の女性に言われるとか、とかいろいろ信じられない話も。あんな「お前が悪い」っていう女を観て反面教師だったのか?というけど映画のプレゼンテーションはそうじゃないから、「ちゃんと意見を言えない女が発達障害の男児を苦労して育てる」という貧乏シンママの琴線にふれるところがあるのか?

で、歌はどんなに上手いか?というとこれくらいド下手


いや〜、こんなに音程しっかりしてない、声も出てない、通らない「歌手」がいたらすぐクビじゃね?これより旨いの観客の中にいっぱいいるわよ。カラオケ出てきたら終わりじゃね?

もっと名作なのかと思っていたら、本当に「いや〜、女ってやっぱりアタオカじゃね?」って思わせる映画だったわ。そういう男についてく「お前が悪い」、としか思わせない男性の選択、ホント、この映画のどこに女性がエンパサイズするの?
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