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2026年04月12日11:23

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�ゥ轡磧璽�海賊とホーク・ジョー大公

 日本の戦国時代の大名にも、浪人上がりの成り上がり者は居たが、ムーロマ帝国サーガ・ミー大公国のホーク・ジョー大公は、海賊の首領だった。
 彼の率いるシャーク海賊は、各国の海軍に匹敵する戦力を持っていて、現在ではシャーク水軍と呼ばれている。
 そのシャーク水軍の総帥、ホーク・ジョー大公と、我輩、テロリン国のテロリン総統が出会ったのは、自由都市サー・カイの遊廓だった。
 サイボーグの見津三兄弟と、通訳の超A級メイドロイド005カレン、陰陽師で超能力者の安倍晴美、を連れて遊廓へ行き、サー・カイの最高実力者、エッチ・ゴヤの紹介で高級遊廓へ入り、最上位の花魁を指名したら、先客の相手中だと言われた。その先客が、ホーク・ジョー大公だったのだ。
 彼は総トン数500〜600トンの三本マスト帆船5隻から成る商船隊と500〜600名の乗組員を率いた商人としてサー・カイへ来ていて、彼の正体は、エッチ・ゴヤも承知しているのだそうだ。
 彼が居る娼館へ入ろうとすると、現代日本人なら高校生位の年齢の、長い黒髪の美少女が、40人の海賊を率いて待っていた。
「あんたがテロリンさんだね?あたいはホーク・ジョーの娘のイシュタル。親父が、あんたと込み入った話をしたいって言うので、通訳の人、一人だけ連れて一緒に来て。」
 通訳の晴美だけを伴い、彼が設けた宴席へ行くと、ホーク・ジョーは、一人の20歳になるかならぬか、の年齢の美女と共に部屋に居た。
 「テロリンさん?俺はシャーク海賊の首領、ホーク・ジョーって言うんだ。そこに居るのは、俺の娘、イシュタル。俺が言うのも何だが、かなりのべっぴんだろう?こっちに居るのは、花魁のグラヴィア。そっちの通訳のハルミさん、と同じ能力がある」
 テレパシー能力がある晴美が、ホーク・ジョーの言葉を同時通訳して、我輩の脳へ伝える。
 我輩が席に着くと、イシュタルが
 我輩のグラスにシャンパンのような酒を注いでくれた。かなり露出度の高い衣装を着た美少女が、すぐ傍に来たので、スケベ爺の我輩の鼻の下が伸びる。しかしサイボーグ化してある眼を赤外線感知に切り替えて透視してみると、イシュタルの肉体は、かなり鍛え上げられた、オリンピック女子金メダリストのようで、しかも短剣を隠し持っていた。
 ホーク・ジョーと共に、1杯目のグラスは一気に空にして、二杯目をイシュタルに注いでもらったところで、我輩は言った。我輩の肉体年齢は52歳。ホーク・ジョーは35歳らしいので、少し目上の者の口調だ。
 「ホーク・ジョー、君が我輩に尋ねたい事は、見当がつく。最初に結論から言うと、我輩には、ムーロマ帝国の皇帝家に肩入れして、君たちに敵対する意思は無い。この世界へ来て、この世界の事が何も判らないうちに、レイ・ア姫が困っているのに遭遇して、彼女が美少女だったので、スケベ心を出して、うっかり助けてしまっただけだ。」
 それを安倍晴美が同時通訳すると、ホーク・ジョーは大笑いしてから、二杯目のグラスを空にした。我輩も二杯目の酒を一気に飲み干す。
 「ただ、レイ・ア姫と、御供の二人は、我輩がもらいたいんだが、良いな?あの、リゲルと言う女騎士とは、実は、一回、寝てしまった。シン・ジ皇太子が滞在中のモーリス大公国へ一行が無事到着すれば、とりあえず約束は果たした事になるんで、それまでは彼女たちを守らせてもらう」
 ホーク・ジョーは、少し考えこんだ。
安倍晴美が彼の心を読むと、グラヴィアと言う美女に、どうしたら良いか尋ねたそうだ。
 そこで、我輩は、ホーク・ジョーの側の同時通訳の超能力者に呼びかけた。
「明日、キャプテン・クキの蒸気船がサー・カイに来るんだろう?我輩の部下から報告を受けている。もしかして、ドーン・サンの娘のプリンセス・ノーも蒸気船に乗ってサー・カイへ、来るんじゃあないか?こっちも、港に居る我輩の船と同じ型の船を、もう2隻呼んである。良かったら、我輩の船に一緒に乗って、迎えに行かないか?」
 続く
 
 

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