ペンシルバニア州の小さな町ブーントン。独居の爺さんミルトンは、足繁く様子を見にくる娘デニースから認知症を疑われ凹んでいる。ある夜、自宅の庭に宇宙船が墜落して木を倒されてしまった。警察に通報してもイタズラ電話とあしらわれ、町議会で陳情しても無視され困ってしまう。しかも船から出てきた宇宙人は疲労で倒れこんでしまい、水とリンゴしか口にしない様子。仕方なくスーパーでリンゴを買い込み店員に宇宙人を世話しているとボヤくと、それがデニースの耳に入り、ますます認知症だと言われ病院に無理やり連れて行かれるハメに…
「カミング・ホーム」
以下、ネタバレ・ホーム。



プロットはまんまE.T.なんだけど、テーマは老い。そこから死へと派生していきます。認知症=記憶の死、見ているドラマが殺人事件もののCSI:マイアミ、六匹猫の物理的な死、宇宙人パワーによる処刑、故郷=終の住処問題と死のイメージがラストに向かって膨張していくのが特徴。コメディだから確かに笑えるんだけど、哀しみも湛えている作品。
キングズレーがダスティン・ホフマン的なイメージの老人を快演。でもビジュアル的にはやはり宇宙人。あの佇まいだけで何故かニヤニヤしてしまうのです。シャツ見せたら両手あげるのと、招き入れの「どーぞどーぞ」なゼスチャーがツボに入った。
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