1943年ニューヨーク。
ミュージカル「オクラホマ!」初演の夜、関係者たちが集うパーティ会場〈サーディーズ〉に現れた作詞家ラリー。親友のバーテン相手に「オクラホマ!」の悪口と、いれあげてる女子大生エリザベスの美貌について喋りまくる。静かに仕事をしていたコラムニストのホワイトや戦地派遣の決まった若いピアニスト、花屋の配達兄ちゃんなんかも巻き込み、その独演会は止まることはない。やがて「オクラホマ!」のスタッフ・キャスト、賓客が到着。その中央には作曲家ロジャースと新パートナーの作曲家ハマースタインがいた…
「ブルームーン」
以下、私はそれほどネタバレされたことはない。



リンクレイター監督作品でイーサン・ホークが主演。リチャード・ロジャースの元相棒ラリー・ハートを描いた一晩の物語。と言っても、ウザい小男がとめどなく愚痴言ってるだけなんだけど、これが普遍的な中年哀歌になっていて不思議と聞き入ってしまう。アメリカンノスタルジーだから、当時の雰囲気に興味がないとかミュージカル、映画知識の素地がないと絶対退屈だと思うけど。
サーディーズ入店から「カサブランカ」ネタで掴まれた俺は、ラリーが話すエピソードで1番面白いネズミの話が「スチュワートリトル」の元ネタだと気付いたり、エリザベスが紹介した同級生ジョージ・ヒルがジョージ・ロイ・ヒルのことだとピンときたり、それなりに楽しんだ。イーサン・ホークの快演(怪演)には驚かされるのは勿論だから、映画ファンは観ておいて損はないかな。
アラフィフになっても、メンタルなんてそうそう強くはならないしむしろ傷つきやすくなるかもしれんな…そんなことをふと思ったさ^_^
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