こんにちは、制度の変更に対して、上手く順応することの大切さを感じている石井伸之です。
本日は北名古屋市にて、コミュニティスクールについて視察しました。
そもそも、コミュニティスクールとは何か?
「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第47条の5に規定された学校運営協議会を設置した学校をコミュニティスクールといいます。
学校運営協議会とは何でしょうか?
法律によって定められた権限を持った地域住民・保護者・有識者から構成される学校運営改善と運営への必要な支援に関して協議する組織(教育委員会下部組織)です。
学校運営協議会制度(コミュニティスクール)導入の目的は何か?
平成16年6月の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により導入されました。
学校運営協議会を通じて、保護者や地域の皆さんが一定の権限と責任を持って学校運営や運営への必要な支援に参画することにより、そのニーズを迅速かつ的確に学校運営や支援に適切に反映させると共に、学校・家庭・地域社会が一体となってより良い教育の実現に取り組むことがこの制度の狙いです。
また、地域の創意工夫を活かした特色ある学校づくりが進むことで、地域全体の活性化も期待されます。
コミュニティスクールが実施されても、学校運営の責任者は校長にあります。
さて、北名古屋市におけるコミュニティスクールがどのように始まったかというと「前教育長が独断専行で補助を得て始めた」とのことです。
正直なところ、いきなりの一言には面くらいました。
確かに、侃々諤々の議論も必要ですが「とにかく始めること」も必要かもしれません。
最も必要なことは校長先生のリーダーシップであり、主体となって動く副校長先生は、コミュニティスクールの運営に専念することが大切とのことです。
具体的には師勝東(しかつひがし)小学校の実践について学びました。
まずは、学校評議員の中から信頼できる人を、学校運営協議会委員に選任することから始まりました。
その際に、顔が広く、影響力があり、和を大切にする人望のある方を選ぶことが重要です。
やる気はあっても、他者と融和できず、集団を維持できない方には気を付けなければならないという一言は、ズシリと重みがあります。
幸いなことに当時の自治会長が校長OBということもあり、阿吽の呼吸で学校運営協議会会長を依頼したことから、物事が動き出します。
形骸化していた「おやじの会」を「お父さんの会」として募集して再編成すると、これが大当たりです。
10名の父親がコミュニティスクールの実働部隊として大活躍されました。
学校運営協議会委員には、子ども会会長、児童館館長、保育園園長、ボランティア会会長、子どもに係る様々な団体の会長に依頼したそうです。
年5回の学校運営協議会では、本音を言い合える場として、必ず全員が一回は発言する場を確保しました。
具体的には、学習支援部、地域連携部、環境安全支援部、小中連携部に分かれて活動を行います。
その中で、子どもの為にどこまで骨を折れるのか?これが問われています。
最初の立ち上げは本当に大変だったそうですが、各部の活動が軌道に乗ることによって、教員の負担が徐々に軽減されます。
ただ、こういったコミュニティスクールの立ち上げを行い、軌道に乗ったとしても、校長・副校長・教員が入れ替わることによって、あっという間に活動が廃れてしまうそうです。
常日頃からの活動が非常に重要であり、組織を常に維持することが大切と言われていました。
国立市でもようやく始まったコミュニティスクールが、文教地区国立の教育文化として根付く様に訴えて行きます。
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