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2026年02月03日05:41

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水曜クビ×4日記1415:火星急行


23世紀…

人間とAIロボットが共存する時代。人類は既に火星に入植し、地球・火星間をマーズエクスプレスで往来できるようになっていた。
火星都市ノクティス出身の私立探偵アリーヌは、相棒カルロスと共に地球へ出張し凄腕ハッカー・ロベルタを逮捕。だが火星に護送してみると逮捕状はハッキングで消去されており、ロベルタは自由の身になってしまう。悔しがるアリーヌだったが、逮捕を依頼したロボット企業総帥ロイジャッカーは特に気に留めていない様子だ。
翌日、ショウという労働者がアリーヌのオフィスを訪ねてくる。大学生の娘ジュンが行方不明になったので探して欲しいという依頼だ。サイバネティクス専攻のジュンは、研究室でロボットを暴走させてしまい、その直後に姿を消していた。調査を始めたアリーヌは、ジュンのルームメイト・ドミニクの死体と、逃げた暴走ロボットの残骸と対面することになる。どちらの破壊も軍用〈強化人間〉の仕業だった。ジュンは何者かに命を狙われ逃げているのだ。最終的に彼女の秘密のバイト先であるナイトクラブに立ち入ったアリーヌとカルロスは、ジュン発見に至るも強化人間たちの襲撃に遭い…


「マーズ・エクスプレス」


以下、ネタバレが私たちを捨てたんじゃない。



引き算引き算引き算引き算
フォト



23世紀の未来の人間たちは、電脳は標準装備。スマホみたいなデバイスは持たず、カメラも電話も脳内で稼働するようになっている。死んだ者は記憶と感情を維持してサイボーグとして蘇ることができるが、カテゴリはロボットなので制限プログラムが入れられている。ロボットの人権を主張するハッカーたちはその制限プログラムを外すことでロボットたちに自由を与えているが、これは「脱獄」と呼ばれる行為で違法である…


フォト


とまぁ、初見で理解できた背景はそんなとこ。電脳設定は「攻殻機動隊」、脱獄…即ちOSの暴走は「パトレイバー」や幾多のロボットSFで見てきた設定なんだけど、そこにハードボイルドな探偵要素が入りこんでいます。主人公がアルコール依存なのはマッド・スカダーの影響で、依頼人が別人だったという展開は間違いなく「チャイナタウン」からのイタダキだろう。この全てが俺好みなので総合的にはめちゃくちゃ楽しめた。絵柄は好みじゃなかったけどね。ある意味バッドエンディングなんだけど、AIロボットが人類に反旗を翻す行動が「攻撃」(ターミネーターの世界観みたいな)ではないところにオリジナリティがあって唸らされる。アクションの配分・迫力に不満は残るし、巨大〈有機体〉とのバトルを含めあまりに「攻殻」オマージュがクドいのが玉に瑕かな。

ロイジャッカー役がマチュー・アマルリックだったり声優陣も豪華で、中でも扇動AIベリルに大ベテランのマルト・ケラーを起用しているところに驚いた。サイバーパンクSFが好きなら見逃す手はなし。元ネタ探しで脳ミソフル回転しちゃうかもだけど^_^ ぜひ。
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